子供のやる気を引き出すために「1.やる気を奪わない」

Aさん

子供に「宿題、早くやりなさい!」と言うのをやめました。
そしたら子供が自分で宿題を済ませるようになったんです!

阿部

よかったですね~
お子さんのやる気が引き出されたんですね。
Aさんも、お子さんも、ストレスがなくなりましたね!

Aさん

はい。
私も気持ちに余裕ができて、子供にイライラしなくなって。
苦手だった家事もサッとできるようになったんですヨ!
子供とも夫とも、すごくいい関係になった気がします‥


私のクライアントさんは、子育ての相談がメインでお越しになるわけではないんです。が、

皆さん、Aさんのように

「子供が自分で考えて行動するようになった」
「子供が積極的になった」
「子供がたくさん話してくれるようになった」

と、親子関係が良くなり、お子さんもすごく変わります。

それは、クライアントさんが【自分とのコミュニケーション】を改善することで、【子供とのコミュニケーション】も改善されるからです。

そこで、『子供のやる気を引き出す方法』と題して、Aさんが実践されたことをご紹介しますね。

ポイントは3つ。

  1. やる気を奪わない
  2. やる気を引き出す
  3. 親が、やりたいことをやる

今回は、「1.やる気を奪わない」について、お届けします。

(仕事で人を育てる場合も共通なので、参考になさってください)

「やる気がない子」なんていない!

ちょっと想像してみてください‥

赤ちゃんが「やる気なくてハイハイしない」なんて、ありませんよね?

小さいうちは、あれもこれもやりたくて、親が困るほど。(笑)

なのに、成長するにつれ、やる気がない子になってしまうのは、なぜでしょう?

 

いいえ。

そもそも、「やる気がない子」なんていません。

「やる気の出ない状況」があるだけ。

そして、その状況を作っているのは、たいてい「親」だったりします。
 

 
もちろん親は、子供のやる気を奪うつもりなんてありませんよね。

けれども、子供のために‥とやってることが、やる気を奪っていたりするのです。

 

親御さんを責めてるわけじゃないんですよ。

私自身がそうでした。

でも、コーチング・コミュニケーションを学んで、ハッキリわかったんです。

よかれと思って、逆効果のことばかりしていた‥と。

ショックでしたが、知って良かったと、心底、思いました。

知らないままでいたら、子供の人生に大きなマイナス影響を及ぼしたでしょう。

大げさに感じるかもしれませんが、本心です。

 

私が会う親御さんたちは、皆さん、お子さんのことを想っていらっしゃる。

だからこそ、その想いが、逆効果にならないよう、正しい情報をお伝えしたいのです。

 

今回のテーマ、「やる気を奪わない」

ここからお伝えしようと思ったのは、子供の人生を左右するほど大事なことだからです。

では、親御さんの想いが、子供の人生のプラスになるよう、具体的な内容に入りますね。

やる気を奪うコミュニケーションをやめよう!

1.「指示・命令・先回り」をしない

「●●しなさい!」(指示命令)
「●●やったの?」(先回り)

「早く宿題やりなさい!」
「ゲーム片づけてから、テレビ見なさい」
「明日の準備したの?」

ちょっと思い出してみてください‥

自分が小学生の頃、
うちに帰って、「宿題やろう」と思った矢先、親から「宿題やったの?早くやりなさい!」と言われたことありませんか?

私は、そう言われたら、イラっとしたし、やる気がうせました。
「今、やろうと思ったのに!」って。


「指示・命令・先回り」が多いと、子供はどうなると思いますか?

大きく2種類の傾向に分かれます。

1つは、反発。

  • 親に反発し、言うことを聞かない
  • やる気をなくす
  • 親子関係が悪化する
  • イライラし、荒れる

大人になってからは、
「自分のやりたいようにやる」というスタンスで、自分の意思で行動するでしょう。
が、親に似たタイプの上司に反発したり、荒れた気持ちを自分より力の弱い相手にぶつける可能性もあります。

 

もう1つは、従順。

  • 言われた通りにやる
  • 親の前ではとても良い子(親に隠れて、うっぷんを晴らすこともある)
  • 言われたことはやるが、やる気があるわけではない
  • 言われないことは、やらない
  • 自分から主体的に何かをしようとはしない

大人になってからは、
「言われたことは素直にやるけど、自発的には行動しない」という指示待ち族になる可能性が高いです。

「親のせいで、自分の人生はこうなった」と、親をうらむこともありますし、あるいは、自分らしく生きる意欲をなくす人もいます。
 

 
「指示・命令・先回り」は、ゼロにはできないと思います。
(私も、できませんでした、笑)

正直、忍耐が必要です。
お口、チャック!です。

親が、がんばって忍耐すると、子供はすぐ気づきます。
「お母さん、なんか最近へんだな~」と思うかもしれません。(笑)
が、これだけで、子供は変わりはじめますよ!

2.「人格否定」の言い方をしない

「お前は、やる気のない子だね」
「宿題もしないで遊んでばかりいて、お前はろくな人間にならないよ」

 
人格を否定するつもりはなかったはずです。
軽い気持ちや、冗談で言っただけかもしれません。

ですが、「お前は●●だ」と、”人を主語にした言い方”をすると、子供は、人格否定されたと感じ、「自分は●●なんだ」と、すり込まれてしまいます。

 

※「〇さんって●●だよね」
(例:あなたは、仕事が遅いよね)
自分に置き換えたら、否定された感じ・決めつけられた感じがしてイヤなの、わかりますよね?

  

 
「人格否定」が多いと、子供はどうなると思いますか?

「自分はダメな子なんだ」と自己否定し、自信をなくしてしまうでしょう。
自分を認められず、存在意義を感じられなくなる恐れもあります。

やる気をなくし、積極性がなくなったり、やりたいことがあっても、「自分にはムリ」とあきらめるかもしれません。

自分を受け容れられないと、人のことも受け容れらないものです。
人間関係で悩みやすくなる可能性も高いでしょう。
 


 

気をつけたいのが、謙そん。

「謙そんは美徳」みたいな日本の風習がありますが、やめたらいいですね。

「うちの子は、勉強も運動も全然ダメで‥」なんて親が話してるのを子供が聞いたらショックです。

自慢話をする必要もないけれど、良い所をちゃ~んと見ていてあげたいですね。

3.「脅し・皮肉・批判・比較」をしない

「わがまま言う子は、ママの子じゃありません」
「そんなことする子は、パパきらいだよ!」
「そんなことしてたら、鬼がくるよ!」(脅し)

「あんたは、散らかす天才だね」(皮肉・批判)
「お友達はもうできたのに、あんたは遅いね」(比較)

 
子供を黙らせたい時に、効果てきめんですね。^^;

でも・・
「脅し・皮肉・批判」が多いと、子供はどうなると思いますか?

子供は、自分がされたことを人にします。
お友達や弟妹に、脅し・皮肉・批判をするでしょう。

やる気をなくすだけではありません。
ものごとを悪意で受け取りやすくなり、人を信じられなくなるかもしれません。

「人との比較」も、もちろんやめましょう。
やる気も自信も、親への信頼感もなくしてしまうでしょう。
 

脅し・皮肉・批判・比較‥どれも、ねじ曲がったコミュニケーションですよね。

子供とは、もっとストレートで素直な対話をしたいですね。
 


 

まとめ

子供のやる気を引き出すために。

まず「やる気を奪うコミュニケーションをやめよう!」というお話でした。

  1. 指示・命令・先回り
  2. 人格否定
  3. 脅し・皮肉・批判・比較

 

「そんなの知ってるよ~」と思われたかもしれません。

子育てコーチング(コミュニケーション)の基本ですのでね。

 

それでも、もし「言ってたな~」と思われたら、減らしていきましょう。

その代わり、どう言えばいいか?

「やる気を引き出すコミュニケーション」‥次回お届けしますね。

 

合わせて、おすすめしたいことがあります。

それは、親御さん自身が、楽しい時間・リラックスする時間をもつこと。

(ここ、とっても大切です)

 

イライラやストレスで、気持ちの余裕がないと、私もつい子供に当たってしまいました。

皆さん、仕事や子育てで、一日があっという間だと思います。が、

親御さんが笑顔でいることが、お子さんの笑顔に直結していますから‥ね。

 

次回につづきます。

 

著者プロフィール

阿部 朝子
阿部 朝子メンタルコミュニケーションコーチ
コーチング、NLP、キャリアカウンセリング、セラピーなどの学びを経て、現在は北海道北見市を拠点に活動しています。
ご相談者の悩みを解決しながら、それぞれの本来の力を発揮されるようお手伝いしています。