「いい気分でいなきゃ」と苦しくなっていませんか?〜引き寄せを学ぶほど、つらくなる理由

心の状態が現実に影響することを知ると、
「ネガティブなことを考えたら叶わなくなる」
「不安になると波動が下がる」
「もっと前向きでいなきゃ」
そう思うこともあるかもしれません。
実は、
引き寄せや願望実現、潜在意識のことを学んで、
このあたりを誤解している人も多いように思います。
今回は、
「いい気分でいなきゃ」
と苦しくなってしまう理由と、
本当の意味で
心を整えていくために大切なことを
お話ししたいと思います。
もくじ
「いい気分でいなきゃ」と苦しくなっていませんか?
最初は、
「現実を変えたい」
「もっと幸せになりたい」
と思って始めたはずなのに、
いつの間にか、
“ちゃんといい気分でいられているか”
を監視するようになってしまう。
落ち込むことがあると、
「波動が下がっちゃう」
「また叶わなくなるかもしれない」
「ポジティブにならなくちゃ」
と焦ってしまう。
そして、
本当はつらいのに、
「大丈夫、大丈夫」
「私は幸せ」
「感謝しなきゃ」
と、無理に気持ちを持ち上げようとしてしまう。
でも、
そうやって感情を押さえ込んでいると、
内側には未消化の気持ちが少しずつ溜まっていきます。
本当は悲しい。
本当は苦しい。
本当は腹が立っている。
なのに、それを感じることすら
“悪いこと”のように思えてしまう。
だから無理に明るく振る舞う。
すると、
心は少しずつ苦しくなってしまうんですね。
実際のご相談:Aさんのケース
以前、クライアントのAさんが、
こう話してくださいました。
「ポジティブでいたほうがいいのはわかっています。
でも、いつもそんなふうにはいられません…」
少し苦しそうな表情でした。
Aさんは、
これまでヒーリングやセラピーを学びながら、
ご自身を癒してこられた方でした。
でも、
家族との関係に強いストレスを抱えていて、
ずっと我慢を重ねていたのです。
「いい妻・いい母でいなくちゃ」
「穏やかでいなきゃ」
「ポジティブでいなきゃ」
そうやって、
自分の本当の気持ちを後回しにしていたんですね。
私はそのとき、
「まずは感情をため込まず、
ごきげんでいられる時間を少しずつ増やしていきましょう」
というお話をしました。
するとAさんは、
少し戸惑ったように、こうおっしゃったのです。
「結局、いつもポジティブでいなきゃいけないんですか?」
その言葉の奥に、SOSのようなものを感じました。
きっとAさんには、
“ポジティブでいることが大事”
という言葉が、
「ネガティブを感じてはいけない」
という意味で届いていたのだと思います。
でも本当は、
“無理に明るく振る舞うこと”
を求めているわけではありません。
むしろ、これまで我慢してきた心を
少しずつラクにして、
自然と安心感や軽さを取り戻していく。
それが
「ごきげんでいられる時間を増やす」
ということなんですね。
そのことをあらためてお伝えすると、
Aさんはふっと表情がゆるみ、納得されていました。
「いい気分でいることが大事」の誤解
ここで誤解されやすいのが、
「いい気分でいることが大切」
「ポジティブでいることが大切」
という言葉です。
いい気分。
ごきげん。
ワクワク。
ポジティブ。
いつもそうじゃないとダメ。
ネガティブになったら、引き寄せられなくなる。
そんなふうに思っている人も、多い気がします。
でも、実際どうでしょう?
落ち込む日もあれば、
悲しい日もある。
イライラするときだってあります。
365日24時間、
ずっといい気分でいることなんてできませんよね。
そして、そんな必要もありません。
大切なのは、
「ネガティブを感じないこと」
ではないんですね。
感情は「悪者」ではなく、サイン
私たちは、
ネガティブ感情を悪者にしがちです。
でも本来、
感情はあなたを苦しめるためにあるものではありません。
悲しみも、
怒りも、
不安も、
「本当はこう感じているよ」
という内側からのサインです。
たとえば、
悲しいと感じるのは、
大切にしたいことがあったからかもしれない。
不安になるのは、
本当は怖いのに無理に進もうとしているからかもしれない。
怒りを感じるのは、
ずっと我慢してきたからかもしれない。
そして、怒りの奥には
深い悲しみが隠れていることも少なくありません。
ネガティブな感情は、
あなたを不幸にするために出てくるのではなく、
むしろ、
「本当は傷ついているよ」
「無理をしているよ」
「本当の望みはそっちじゃないよ」
と教えてくれるもの。
感情には、
ちゃんと理由があり、役割があるのですね。
それなのに、
「こんな感情はダメ」
「感じちゃいけない」
と押し込めてしまうと、
本音がわからなくなり、
自分が何を望んでいるのかも見えなくなっていく。
すると
“本当の自分”からズレてしまうから、
望みを叶えるためにがんばってるつもりが、
むしろ、望みが叶わない方向へ進んでしまうのですね。
ネガティブな感情が出てきたときには
とはいえ、
「ネガティブな感情を感じるのはつらい」
「苦しくなりそう」
「感情に飲み込まれてしまいそう」
と思う人も多いかもしれません。
私自身、
もともと感情に敏感なタイプなので、
感情を感じるつらさも知っています。
「感じるのが怖い」
そう思ってしまうのもムリもありません。
だからこそ、
感情とのつきあい方を身につけることの大切さを、
私自身とても実感しています。

ネガティブな感情が出てきたときに
大切なのは、
“なかったこと”にすることではなく、
まず、
「私は今、こう感じているんだね」
と受けとめてあげること。
そして、
必要な癒しや解放、思考の転換をしていくことで、
心はラクになっていきます。
すると自然に、
安心感
軽さ
よろこび
ワクワク
といった、
本来の自分の感覚に戻っていけるんですね。
引き寄せで言われる
「いい気分」や
「望みが叶った波動になる」というのは、
無理に作るものではなく、
本当の自分とつながった結果、
自然と湧いてくるものです。
そこには無理がありません。
安心感があり、自然体で心地いい。
だから時には、
泣くことが必要なときもあります。
悲しみをちゃんと感じてこそ、
深くホッとすることもある。
怒りの奥にある本音に気づいて、
ようやく自分を大切にできることもある。
感情を無理に消すことが、
“波動が高くなる方法” ではないんですね。
ネガティブな感情を通して
本来の自分とつながり直していく。
それが本当の意味で、
整っていくプロセスなのだと思います。
「感じても大丈夫」を自分に許していく
もしも今、
「いい気分でいなきゃ」
「ポジティブでいなきゃ」
と苦しくなっているなら、
まずは、
ネガティブをなくそうとするのではなく、
「今の自分の気持ちを受けとめる」
そこから始めてみませんか。
最初の一歩は、
「今、私はこんなふうに感じているんだな」
と気づいてあげること。
不安でも、
悲しくても、
イライラしていてもいい。
大切なのは、
その感情を受けとめて、
自分とつながっていてあげることです。
現実が望むほうへ動き始めるのは、
“ダメな自分を消そうとしたとき”
ではなく、
“どんな自分ともつながり直せたとき”
だったりします。
引き寄せや願望実現は、
「無理にポジティブになるゲーム」
ではありません。
本当の自分を置き去りにしたまま、
現実だけ変えようとしても、
どこかで苦しくなってしまいます。
だからこそ、
まずは内側の声に耳を傾けること。
そうして少しずつ、
自分とのつながりを取り戻していくことで、
選ぶものや行動が変わり、
現実も自然と動き始めていきます。
遠回りのようでいて、
実はそれが一番、
自然に願いを叶えていく道だと感じています。
参考になればうれしいです。
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著者プロフィール

- メンタル&ライフコーチ/ヒーラー
-
コーチング・NLP・心理療法・スピリチュアルを融合したアプローチで、根本からの解決をサポートしています。
悩みを手放し、本当の自分らしさと喜びに出会えるよう伴走しています。





