連載③ 「やりたいことがわからない」から抜け出すには?──クリアな自分を取り戻すステップ

「やりたいことがわからない」
そう感じている方へ。

 

前回まで、

・やりたいことは思考だけでは見つからないこと
・感覚の使い方には誤解があること

についてお話してきました。

連載①「やりたいことがわからない…。その本当の原因は?」

連載②「感覚が大事と知ってもうまくいかない理由」

 

今回は、

心の声を上手に受け取って、
やりたいことが自然と見えてくるようになる

具体的なステップをお話しますね。

 

答えは「考えて見つけるもの」ではなくて

やりたいことは、

考えて見つけるものではなく、
自然とわかるようになるものです。

 

本来、人は

  • 何が好きか
  • 何をしたいか
  • どんな方向に進みたいか

ちゃんと内側でわかっているんですよね。

 

けれども、

「考えてもわからない」
「選んでもしっくりこない」
「また、すぐに迷ってしまう」

そういうときは、

  • 感情を抑えてきた
  • 本音よりも正しさを優先してきた
  • 周りに合わせてきた

そういった積み重ねによって、
本当の答えが見えにくくなっている状態。

 

思考も感覚もクリアでないと、

「本当の望み」ではなく、
「今」の状態に影響された判断になってしまいます。
 

たとえば、

不安や恐れが強いときは、
「安全な選択」にとどまろうとするし、

我慢やストレスがたまっていると、
「楽になりたい」という方向に引っ張られてしまう…。

 

だからこそ、

『まず、自分の内側を整えること』

が大切になります。

 

内側が整うと、自然にわかるようになる

内側を整える、というのは、

  • たまっている感情を解放する
  • 思い込みやブロックに気づく
  • 無理をしている状態をゆるめる
  • 自己信頼や自己肯定感を深めていく
  • 自分を大切にする

といったことです。
  

そして、それは

  • ちょっとしんどい人間関係を見直してみる
  • がんばり過ぎている状態に気づいてゆるめる
  • 気になっている悩みを、ひとつずつ軽くしていく
  • ほっとできる時間や場所を増やしていく

そういった日々の過ごし方や
人との関わり方を見直していくことでもあります。

 

私たちは、

強いストレスの中にいると、
心はどうしてもかたくなってしまうし、

無理をしている状態では、
本当の気持ちも感じにくくなってしまうから。
  

逆に、

安心できる時間や場所、
自分を大切にできる関係の中にいると、

心も自然とゆるんでいきます。
  

そうして整っていくと、

思考も感覚もクリアになり、
心の声を受け取りやすくなっていくのですね◎

 

自分を整えることは、

遠回りのようでいて、
いちばん自然で、スムーズな進み方なんです。

 

私自身の体験から、はっきり言えること

少し、私の話をさせてください。
   

20代、30代の私は

「自分の強みを発揮して、人の役に立ちたい」
「もっと充実した人生にしたい」

そう思いながらも、

「やりたいことがわからない」
「自信がない」
「自分には何もない気がする」

そんな状態でした。
  

「やりたいことがはっきりしている人」が
本当にうらやましかったです。

 

そんなときに出会ったのが、

「ワクワクに従って生きよう」
という考え方でした。  

「これだ!」と思って、
セミナーにも参加しました。
  

でも結果は──

ワクワクが見つかるどころか、
苦しくなって帰ってきたんです。

 

そのセミナーでは、

子どもの頃からの
「楽しかったこと」や「夢中になったこと」
を思い出しながら、
ワクワクの源泉を見つけていくというものでした。
 

でも私が思い出すのは、

  • つらかった記憶
  • 悲しかったこと
  • イヤだったこと

ばかり。

どんどん気持ちが重くなっていきました。
 


  

その後、学びを深める中で、
はっきりと気づいたことがあります。
  

それは、

「順番が逆だった」ということ。
  

やりたいことを見つけようとする前に、

過去の感情を癒し、
内側を整えることが必要だったんです。

 

私は、

不安や怒り、
人間関係のストレス
自己否定の感覚に向き合い、

少しずつ手放していきました。
 

すると、

心の中のモヤが晴れていくように、

楽しかったことや好きだったことを
自然と思い出せるようになり、

やりたいことの“エッセンス”も
自分にとってのワクワクも、わかるようになっていったんです。
  

感覚が戻ってきた、
そう思いました。
 

自分を整えることで道が見えてくることを
痛感したエピソードです。

 

整ってくると、起きる変化

整ってくると、少しずつ、

  • ふと「これやってみたい」と思う
  • 選択するときの迷いが減る
  • 「これかも」という答えに気づけるようになる
  • 気になったことをやってみると、次につながっていく
  • ご縁や必要な情報と、自然と出会いやすくなる

そんな変化が起きてきます。

 

「やりたいことを見つけなきゃ」
と思わなくても、

自然と方向が見えてくるようになっていくんですね。

 

実際に、
クライアントさんたちも、

安心して過ごせる時間が増えたり、
自分への信頼が戻ってくるほどに、

自然と

「これをやりたい」
「こう生きたい」

が見えてくるようになっていきます。
 

これは特別なことではなく、
私たちの本来の自然な流れなんだと思います。

 

はじめの一歩は、とてもシンプルです

「整えるって、何から始めればいいの?」

そう思う方もいるかもしれません。
  

まずは、
“自分の状態に気づくこと”から
はじめてみませんか。
   

  • 今、どんな気分?
  • 体はどんな感じ?(重い?軽い?)
  • 無理していることはない?
  • なんとなく気が進まないことは?
  • これ、ちょっと好きかも!!
      

そんなふうに、
自分の内側に意識を向けてみる。
  

そして、違和感があるときは、

「気のせい」とスルーせず、
ちゃんと受け取ってあげる。
  

それだけでも、
少しずつ心が整い、感覚が戻ってきます。

 

やりたいことが見えてくるステップ

やりたいことは、
自分とつながって生きる中で、
自然と見えてきます◎
  

流れとしては、

①内側を整える
②感覚が戻る
③自然とわかるようになる

この順番です。

 

焦らなくて大丈夫。

自分を信頼して
取り組んでいただければ、と思います。


 

さらにその先を
少しお伝えすると――

自分と向き合い、整えながら歩んでいても、
ふと「次がわからない」と感じる時期があります。
 

たとえば、 

・人生の転機のとき
・大きな達成のあと
・次のフェーズに進むとき
  

それは、

止まっているわけでも、
ズレているわけでもなく、

次に進むための準備期間です。
   

整えることを続けていれば、
必要なタイミングで、ちゃんと答えが見えてきます◎

 

まとめ

今回、1番お伝えたかったのは、

“本来の自分に戻ることで、
やりたいことは自然と見えてくる”

ということです。
 

そうしていく中で、少しずつ、

「これでいいんだな」って思える瞬間や、
ふっと軽くなる感覚が増えていきます。

 

もちろん、人生は成長の旅。

いつも心地いいことばかりではないし、
悩むことや迷うこともあるでしょう。
 

でも、整えながら歩むプロセスは、
ただ苦しいだけではなくて、

「自分で自分の人生を歩いている」
という安心感や人生への信頼感があるはずです。

 

もし今、
やりたいことがわからないと感じていても、

それは、
あなたに何かが足りないわけではありません。
 

ただ、
少しだけ順番が違っていただけ。
 

まずは、

心地いい時間を増やすことから
はじめてみてください。
 

そこから、
あなたの本当の望みはちゃんと見えてきます。
 

参考になればうれしいです。

 

 

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著者プロフィール

阿部 朝子
阿部 朝子メンタル&ライフコーチ/ヒーラー
コーチング・NLP・心理療法・スピリチュアルを融合したアプローチで、根本からの解決をサポートしています。
悩みを手放し、本当の自分らしさと喜びに出会えるよう伴走しています。