連載② 「感覚が大事」と知ってもうまくいかない理由(よくある3つの誤解)

「やりたいことがわからない」
そう感じている方へ。

 

前回は、

やりたいことを明確にするには、
頭で考えるだけでなく、
心の声を受け取ることが大切――

とお話しました。

前回の記事はこちらです

 

心の声を受け取るには、
”内側の感覚”とつながっていく必要があります。

ですが、感覚とつながろうとしても、
「なかなか本当の答えにたどりつけない…」

と感じている方も多いようです。

 

そこで、今回は

本当の望みを明確にしていくために、
感覚とつながるとはどういうことか

お話したいと思います。

 

「感覚が答え」と聞いて、こう思っていませんか?

こういう言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。
 

”内側の感覚が答えを教えてくれる”

だから、

「ワクワクに従おう」
「感情がナビになる」
「心地よさが正解」

そう知って、

「じゃあ、自分の気分や感情で選べばいいのかな?」

と思う方も多いようです。 
  

でもそれは、
半分正解で、半分まちがい。

誤解されていることがけっこうあるんです。

 

よくある3つの誤解

感覚で答えがわかる――
これについて「誤解されやすいこと」を3つお話しますね。

 

誤解1 「ワクワクする=正解」と思ってしまう

たとえば、

  • 楽しそう
  • キラキラしている
  • 今すぐ気分が上がる

そういう“わかりやすいワクワク”を基準に選ぶこと。

 

もちろん、それが正解のときもあるでしょう。
 

でも、そのワクワクの奥に、

  • 認められたい
  • すごいと思われたい
  • 現実逃避したい

といった気持ちから隠れているときがあります。

 

その場合、
本当のワクワクではないので、

やってみても続かなかったり、
思ったほど満たされなかったりするはず。
  

「ワクワクを選んだのに、どうして?!」
と思う時は、その可能性が高いかなと思います。

 

誤解2 「ネガティブな感情=違う」と思ってしまう

実は、本当にやりたいことほど、

  • 怖い
  • 不安
  • 緊張する

こういった感情を伴うことがあります。

 

なので、

「怖いからやめておこう」
「不安だから違うはず」

と判断してしまうと、

その感情の奥にある
「本当にやりたいこと」を避け続けることになってしまいます。

 

誤解3 「心地よい=本当の望み」と思ってしまう

「心地いい」は、
たしかに「本当の望み」とつながる感覚です。

 

ただこれが、

  • 慣れている
  • 失敗しなくて済む

という「今の自分の世界にいる安心」と勘違いしてしまうことがあります。

 

そうなると、

「これくらいならできる」
「無理のない範囲で」

といった選択ばかりになり、

結果的に、

本来の可能性を開けず、
心からの喜びを味わえないことになってしまいます。

 

答えは、感覚で「決めるもの」ではなく

では、どうすればいいのでしょう?

 

多くの人がイメージしている
「感覚で選ぶ」は、

  • パッとした気分で決める
  • なんとなく良さそうで選ぶ

という“瞬間的な判断”に近いものかもしれません。

 

簡単な選択はそれでいいと思います。

 

ですが、

人生レベルの大事な答えを出したいときは、

もっと繊細に、丁寧に、
自分の内側を感じていくことが大切になります。

 

おすすめしたいのは、

感覚的に “パッと決める” のではなく、
感覚で “確かめていく” こと。

 

本来、

自分に合っているものを選んだときの感覚は、

  • 静かにしっくりくる
  • 深いところで納得している
  • 言葉にしにくいけれど「これだ」と感じる

そういう穏やかな確信のようなものだからです◎

 

たとえば、

「安心できるほうがいい」
と思ったとき。

それが、

・本当に自分に合っている安心なのか

それとも
・変化が怖くて、安全な範囲内で選ぼうとしているのか

ここは、似ているようでまったく違います。
  


  

ある方は、
「医療事務の仕事をしたい」
とおっしゃっていました。

理由を聞くと、

「この年齢になると仕事が見つかりにくいし、長く働けそうだから」

というものでした。
  

でも本音を丁寧に見ていくと、
「本当は、自宅で英語教室をやってみたい。でも、やっていけるか不安」

という気持ちがあったんです。
  

つまり、
「不安を避けるための選択」
をしようとしていたんですね。

 

もちろん、

「不安を避ける選択」が悪いわけではありません。

逆に、

不安な気持ちにフタをして、
ムリに押し進めるのも得策ではありませんね。
 

だからこそ、
もっと丁寧に向き合っていく必要があります。

 

丁寧に、自分の内側に問いかけていく……

「これは本当に望んでいるもの?」
「それとも、何かを怖れているの?」
 

そんなふうに、

感覚にたずね、感覚で確かめながら、
ときに、出てきた怖れや不安を適切に手放しながら。
 

”本当の答え”をみつけ、歩んでいくのは、
そのように、とても繊細なプロセスだったりします。

 

感覚で確かめるとは

感覚にたずねるというのは
「反応をキャッチする」ということです。
 

その選択が合っているかどうかは、
体の感覚として、ちゃんと現れます◎

  • なんとなく重い
  • 体がぎゅっと縮こまる

逆に、

  • ふっと緩む
  • あったかくなる

というふうに。

 

だからこそ、

思考で整理することも大切にしながら、
最後は、感覚で確かめていく。
 

思考と感覚を上手に使うことで、
心から望む選択ができるようになっていきます。

 

まずは、

  • 感覚で“パッと決める”のではなく、丁寧に心の声を聞いていくこと
  • 思考で整理しながら、最後は内側の反応で確かめること
  • 答えをみつけるには、繊細なプロセスがあること

を知っていただきたいなと思います。

 

次回は、

その感覚を上手にとらえて、
やりたいことが自然と見えてくるようになる

具体的なステップをお伝えしますね。

 

 

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著者プロフィール

阿部 朝子
阿部 朝子メンタル&ライフコーチ
メンタル&ライフコーチ/ヒーラー。
コーチング・NLP・心理療法・スピリチュアルを融合したアプローチで、根本からの解決をサポートしています。
悩みを手放し、本当の自分らしさと喜びに出会えるよう伴走しています。