子供のやる気を引き出すために「2.自主性を引き出すコミュニケーション」
子供のやる気・自主性を育てたい!‥という親御さんへ。
- 子供が自分で宿題を済ませるようになった
- 学校の話をたくさんしてくれるようになった
- 学校でも、サッカークラブでも、積極的になった
というクライアントさんが、どういう関わりをしたのか?
『子供のやる気を引き出す方法』と題して、お届けしています。
親の関わり方として、ポイントは3つ。
- やる気を奪わない
- やる気を引き出す
- 親が、やりたいことをやる
前回は、「1.やる気を奪わない」についてお届けしました。
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今回は、「2.やる気を引き出す」について。
子供の自主性を引き出す3つのコミュニケーションを紹介しましょう。
コミュニケーションの基本なので、
「知ってるよ~」という方は、「やっている」を目指しましょう。
「やってるよ~」という方は、ふり返りの機会にしていただければと思います。
もくじ
親だからこそできる!
自主性を引き出すコミュニケーション
子供の自主性(やる気・積極性)を引き出すために。
前回の、「やる気を奪うコミュニケーション」の代わりに、おすすめしたいのが、こちらです。
- 観る
- 聴く
- 認める
どれも、親だからこそできるコミュニケーション。
これが支えとなり、子供がイキイキと本来の力を発揮していくことでしょう。
1.観る
子供をよく観ること。
見る(眺める)ではなく、関心をもって「観る」
もちろん、「監視する」「ジロジロみる」ではないです。(笑)
愛の目で、観る‥ですね。
宿題の事例でいうと、
学校から帰ってからの行動・習慣を観る。
どんな時、宿題をするか・しないかを観る。
宿題をやっている時の様子を観る。
親が言葉かけする時も、子供の表情・態度・リアクションを観る。
(うれしそうな顔をした、暗い顔になった、反発した、やる気になった等)
どんなにプラスの言葉かけをしても、子供の表情が暗かったら、親の言葉が届いていませんね。
何かあったのかもしれません。
今・目の前の我が子に、どう関わることがベストなのか?
を判断するために、どんな時も「愛の目で観ること」からはじまります。
2.聴く
あなたは、自分が話すよりも多く、子供の話を聴いてますか?
(恥ずかしながら、私はぜんぜん聴けていませんでした‥^^;
毎日、仕事や家事で、気持ちの余裕がなくて。
でも、それは言い訳で、大事なことがわかっていなかったんです‥
それに、親が子に、正しいこと・やるべきことを、言って聞かせなくては!と思いこんでいました)
そんな私が、子供の顔を見て、話をよく聴くようになってから、子供の様子がみるみる明るくなりました。
(怒られないように私の顔色を伺う子になっていたので、変わってくれてホッとしました)
親が聴いているかどうか、子供はわかります。
こちらがしっかり聴けば、子供はうれしいし、ちゃ~んと心開いてくれます。
まず、宿題がどうこうよりも、普段から話をよく聴くことから。
このように、子供の言葉を返しながら聴くといいでしょう。
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子「今日、給食でカレーだったよ!」
親「カレーだったんだ~。いいね~。おいしかった?」
子「おいしかったよ!お代わりしていっぱい食べた!」
親「お代わりしたんだね、よかったね~」
※「オウム返し」というコミュニケーションスキルです
※「オウム返し」すると、子供は、話を聴いてくれているとわかり安心します。
聞きまちがいがないか、確認にもなります。
普段から対話していれば、宿題のことも、親子で率直に話し合えるでしょう。
たとえば
「お母さんは、学校から帰ったら、すぐ宿題をやって、それから遊ぶといいと思うんだけど、〇ちゃんは、どう思う?」 ‥
「宿題のこと、忘れちゃうの? それとも何かあるのかな?」‥
話し合いも、子供の気持ちや考えを聴くことからです。
そして、一緒にいい方法を考えていくといいでしょう。
- 宿題を忘れちゃう‥と言ったら、「宿題」を思い出す方法を一緒に考えてみましょう
- 少し遊んでから宿題をしたい‥と言ったら、いったん子供の考え通り、やってみるのもいいでしょう
- 宿題がむずかしくて、やりたくない‥と言ったら、どこがむずかしく感じるのか聞き、勉強をみてあげる必要があるかもしれません ‥
3.認める
前回、「人格否定をしない」‥と書きましたね。
その代わりに、徹底的に実践していただきたいのが、この「認める」です。
「認める」は4種類あります。
①「結果」を認める
宿題、早くできたね。
100点、すごいね。がんばったね。
②「成長」を認める
きのうより今日、1ミリでも成長したことを認め、伝えましょう。
(人と比較するのではなく、きのうの本人と比較するのです)
宿題、忘れなくなったね。
漢字のテスト、前回より、1点上がったね~。やったね!
③「事実」を認める
「何の努力もなくやっていること」の価値を認め、伝えてあげましょう。
虫が好きなんだね~
たくさんご飯食べてくれて、うれしいよ~
〇ちゃんの声、ママ、好きだよ~
わー、ズボンが泥だらけだね。元気に遊んできたんだね~
「虫なんて拾ってこないで!」「泥だらけで、洗濯大変だよ!」と言いたくなるかもしれませんが、グッとこらえて‥ ^^;
親の変化に、はじめは、子供もビックリするかもしれません。(笑)
でもしだいに、親が見ていてくれる・わかってくれる・愛されている‥と実感していきます。
④「ありのままの存在」を認める
何ができるとか、何をしたとか関係なく、誰もが、ありのままで、すばらしい価値ある存在です。そのことを、伝えてあげましょう。
〇ちゃん、大好きだよ。
生まれてきてくれて、ありがとう!
多くの人が、「ほめて育てよう」と思って、①の「結果」を認める言葉かけをしています。
ただ、その10倍以上、②成長 ③事実 ④存在 を認めてあげてください。
子供の心が安定し、自信、自己肯定感をはぐくみ、積極性、自主性につながります。
まとめ
子供の自主性を引き出す関わり方として
- 観る
- 聴く
- 認める
3つのコミュニケーションをご紹介しました。
対話例は、これから色々ご紹介したいと思いますが、この3つを実践していないと、何を言っても、子供の心には届きません。
逆に、この3つを実践すれば、子供は本来の自主性を発揮していくでしょう。
次回は、「3.親がやりたいことをやる」について、お届けしますね。
実は、メンタルコーチの視点で、ここがポイントだと思っています。
お楽しみに!
著者プロフィール
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メンタル&ライフコーチ/コミュニケーション講師
コーチング、NLP脳と心の学び、心理療法、スピリチュアル等の学びを経て、現在は北海道北見市を拠点に活動しています。
ご相談者の悩みを解決を通して、本来の力を発揮し、喜びあふれる自分軸の生き方が叶っていくお手伝いをしています。
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