子供が受験でうまくいかなかった時、親が心がけたい3つのこと

こんにちは。

メンタル&ライフコーチ
阿部朝子(あべともこ)です。

 

 

この時期、受験生のお子さんがいる方は
進路が決まるまで落ち着かないかもしれません。

 

すべてのお子さんが、第一志望の学校に
合格できればいいですが、
そうじゃないこともありますね、、、

 

「そんな時、親はどう関わるといいでしょうか?」
と、ご質問をいただきました。

子育てに正解はないと思いますが
私自身が心がけていることを書かせてもらいますね。

 

 

子供が何かうまくいかない時に心がけている3つのこと

うちの娘も受験がうまくいきませんでした。

 

大学受験では、
センター試験の結果があまりよくなくて
第一志望の大学を断念したんです。

幸い、第二志望の大学に合格しましたが
娘はしばらくショックだったようです。

 

 

子供が何かうまくいかなかった時、
親として心がけていることは3つあります。

 

1つめは、自分の気持ちを整える

 

本人が一番辛いと思いますが、
親もショックだし辛いですよね。

我が子の落ち込む姿を見るのは
自分のこと以上に苦しいかもしれません。

 

でも、親が動揺していたら
子供にいいサポートができませんもんね。

だから、とにかく自分の動揺を鎮め、
気持ちを安定させることから始めます。

 

 

2つめは、子供に寄り添う

 

昔の私は、子供を励まさなくちゃ!とか
次に意識を向けさせよう!と思って
ポジティブな言葉をかけたりしました…

でも、それが逆効果の時もありますよね ^^;;

 

本人の気持ちが癒えないと、
励ましの言葉なんて心に届かないし、
次に意識を向けることもできないものだから。

 

そのためには、寄り添うこと。

そうして本人の心のエネルギーが回復
するのを待つことが大切だと痛感しています。

 

泣きじゃくる子供の背中をさすりながら
そばにいるだけでいいかもしれません。
 

胸の内を話してくれたら
「そうだったんだね」と
ただ受けとめて聴いてあげる …
 

「食べたいものとか、何かあったら言ってね」
と子供に伝え、見守っている …

 

寄り添いながら、

「この子は大丈夫」
と信じていればいいのだと思います。

 

この「信じる」が、心がけていることの3つめです。

 

 

率直に言いますと、

心がけていることはシンプルですが
けっして簡単だとは思っていません。

 

動揺している自分の気持ちを整えるのも
子供に寄り添うことも、

その時その時、けっこう必死です ^^;;

メンタルワークやコミュニケーションを
学んでいなかったら、私の場合、うまくできなかったでしょう。

 

正直、「信じることが大切」というのも
はじめはピンときませんでした。

でも色々経験するうちに
ホントそうだな~と納得できた経緯があります。

 

「信じること」については、
誤解されやすいところもありますので、
もう少し詳しくお話させてもらいますね。

 

 

「子供を信じる」とは

「子供を信じる」というのは、

受験を例にするなら、もちろん
「合格できる」と信じ、応援します。

 

ただ、

合格という「結果」を信じることよりも
「子供」と「子供の人生」を信じることが
もっと重要だと思っています。

 

「子供」と「子供の人生」を信じるとは

何かあっても

「この子なら大丈夫。乗り越えられる」
「この経験を糧にしていける」
と信じる。

  
「どんな出来事にもプラスの面がある」
「これも必要な経験だったのかもしれない」
「すべてはうまくいく」
と信じる。信じようと思ってみる、

 

そのようにとらえています。

あ、誤解しないで下さいね。

結果はどうでもいい
と言ってるわけではありません。

 

やれるだけのことをやったのだから
あとは天にゆだねよう、という

”人事を尽くして天命を待つ”
のスタンスですね。

 

 

信じていればいいんだな、という経験

そうは言っても、

もともと私は、信心深くもないし

よく考えて行動することがすべて!
と思ってましたから

「信じよう・ゆだねよう」なんて
考えたこともありませんでした。

 
ふわふわして非科学的で
他力本願のような感じがして w

 

 
けれども、脳について学んだら
「信じる・ゆだねる」がすごく大事とわかり

そう心がけるうちに
「信じていればいいんだな」
と思うことをたくさん経験したんです。

事故で予定の場所に行けなかったことで
災難にあわずに済んだこともありました。

大きな失敗をしたことで、人生の選択が
明確になったこともありました。

 

娘の受験も、後日談があって。

大学に入ってしばらくしてから
わかったことなんですが

もし第一志望の大学に行ってたら
取りたい資格が取れなかったらしいんです。

危なかったー!!

「やっぱり導かれたんだね」
と二人で笑いました。

 

 

正解だったのか?と考えるよりも

失敗してよかったなんて、思えないこともあるでしょう。

よかったかどうか、わからないこともありますよね。

 

そんな時は、

「これで正解だったんだろうか?」
と考えるより

「これでよかったんだ」
「自分の歩いた道が正解なんだ」

と思っていればいいのではないでしょうか。

自分がそう決めれば、それが答えですから。

 

そして親自身が、自分を信じて生きる姿を
子供に見せていけるといいですよね。

 

 

信じてもらった子は、自分を信じられる

子供がうまくいかなかった時に
親が心がけたいことを書かせてもらいました。
 

・自分の気持ちを整える
・子供に寄り添う
・子供と子供の人生を信じる

受験に限らず、子供に何かあった時は
いつもこの3つを大切にしています。

 

特に、「信じること」は、

親の1番の役割であり
親にしかできないことだと思っています。

 

 

人はみんな、いつも望み通りにいくとは限りません。

 

そういう時も、

信じてもらってきた子ほど、
転んでも起き上がり、たくましく自分の人生を切り拓いていけるはず。

 

だからどうぞ、

「この子は大丈夫!私の子なんだから」
と思っていてあげてくださいね。

 

参考になればうれしいです。
応援しています。

 

 

※今回は、スキルよりも大切なところを書かせてもらいました。

動揺した気持ちを切り替える方法や
具体的な言葉かけのしかたについては
また別の機会にお話しできればと思います。

 

 

著者プロフィール

阿部 朝子
阿部 朝子メンタル&ライフコーチ
メンタル&ライフコーチ/コミュニケーション講師
コーチング、NLP脳と心の学び、心理療法、スピリチュアル等の学びを経て、現在は北海道北見市を拠点に活動しています。
ご相談者の悩みを解決を通して、本来の力を発揮し、喜びあふれる自分軸の生き方が叶っていくお手伝いをしています。