やる気が出ないのは、心の危険信号?!

こんにちは。

メンタル&ライフコーチ
阿部朝子です。


今日は
「やる気が出ない」という方へ。


こうしたい!と思うことはあるのに
行動に移せない。

ついつい「明日から…」と先延ばし。

そんな自分を責めてはいませんか?


あるいは、

「やりたいことがよくわからない」

「なんかもう、何もしたくない…」

気力が出なくて、
この状態、マズいなぁと思っても
どうにもできずに悩んでいるかもしれません…



そこで今日は、
やる気が出ない要因と
自分でできる取組みについて
お話しします。

やるきのない人はいない

本来、やる気のない人
っていないんです。

食べたい・寝たい・よろこびたい etc.
「やりたいと望み、それをやる」
のが私たちの本能ですから。

けれども、何らかの理由で
やる気が出なくなった、

正しく言うと、
「やりたい」という衝動が
湧かなくなってしまったのです。

潜在意識があなたを守っている

「やりたい」という衝動が湧かないのは

「やりたい」と思わないように
潜在意識が働いているから。

よくある要因は、

  • やりたいことをガマンし、やるべきことばかり優先してきた
  • 子供の頃、やりたいと言ったことを親から否定され続けた
    (お姉ちゃんなんだから我慢しなさい/いつも三日坊主だからダメ!等)
  • やりたいことをやって、後悔した
    (失敗してショックを受けた/やったことで人に迷惑をかけた等)

 ↑ ↑ 
こういう体験をしてきたことで、

「望んでもできないなら、辛くなるだけ」
「やりたいことをやると、自分や他人を傷つける」

と潜在意識の深いところにすり込まれ、

「だったら、望まないほうがいい」と

あなたが傷つかないように
防衛本能が働いている
のです。



ましてや、この3年、コロナ禍で

過去の体験に関係なく
すべての人が行動に制限を受け、

何かしら「望んでもできない」
という状況を強いられましたよね。

実は、やる気が出ないというご相談、
昨年あたりから増えているのですが、

それも、ムリもないことなんです。

状況が変われば、自然にやる気が出るの?

では、制限がなくなれば、

(大人になって、親から否定されることがなくなったら)
(コロナが収束したら)

やる気が出るようになる?
やりたいことが浮かぶようになる?

脳のしくみからいうと
答えは、Noです。



なぜなら、

一度、潜在意識にすり込まれた
「望まないほうがいい」という思考は
自然に消えることはないからです。

(消えるための働きかけが必要なんですね)


そして、

やりたい!をガマンする期間が
長くなるほど、心の感度が鈍くなります。


つまり、コロナが要因だったとしても、

自由に行動できるようになったからといって
やる気がみなぎるようになるわけではなく、

「やりたいことが浮かばない」
「やりたいことをやったけど、あまり楽しくなかった」

等、心の感度が低いままで

「こんな自分じゃなかったのに……」
となる可能性が高いのですね。


そして、
「何もしたくない状態」が悪化すると
うつ症状にも、つながりかねません。

そうなる前に、
「やる気が出ない」と感じたら

「あ、危険信号だ」とキャッチして
すぐに自分をケアしていくことが大切なんですね。

やる気がでるようになるには?

では、どうすればいいかというと


率直に言いますと、

「何もしたくない」と思うほど
心が動かなくなっているなら、
専門家と一緒に取り組むほうが安全で確実です。

なので、今日ここでは、
自分でできる3つのステップ
をご紹介しますね。

1.望むことを許可する

やる気が出ない1番の要因は
望んではいけない・望んでもムダ
と望むことを禁止してきたからでしたね。

だから、その逆をしてあげる。


つまり、自分(心)に
望むことを許可してあげるのです。

「やりたいと思っていいんだよ」
「望んでいいんだよ」

寝る前にでも、自分に
やさしく伝えてあげるといいでしょう。


望んでも傷つかない・安全だ、と
潜在意識に教えていくのですね。

すると、自然に望みが浮かぶようになっていきます。
(何がやりたいんだろう?とムリに考えないほうがいいですね)

2.やりたい!と浮かんだことを受けとめる

たとえば、

「旅行に行きたい!」と浮かんだら
「そうだね、旅行いきたいね~」と受けとめる。

どこに行きたい?何日位?行ったら何しよう?
など書き出してみるといいでしょう。


※はじめのうちは
否定的な想いも浮かぶかもしれません。

「すぐ行けないのに、書き出して意味あるの?」

そう浮かんだら、
その気持ちも受けとめるんです。


「意味があるの?って思うよね~
そう思うのもムリないよ~」

(とにかく否定しない&受けとめる!がポイント)


「潜在意識さん、私は○○に旅行して○○したいです。
ベストなタイミングで行けますように。
そのために私が準備しておくことに気づかせてください」

と脳に伝えておくのも、おすすめです。

3.小さなことから、やりたい!をやる

アイスを食べたい
と思ったら食べる。

みたいなことからでいいので
実行し、その体験を味わい喜びましょう。


「やりたいことは叶うんだよ」
と潜在意識に伝えていくことにもなりますね。


※小さなことさえ
はじめは浮かばないかもしれません。

そんな時も焦らなくていいので、
「やりたいことがあったら教えてね~」
と自分に伝えてあげるところから始めてみませんか。

まとめ

もしも今、あなたが

「やる気が出ない」
と思っているとしたら、

その心のサインをキャッチして、
自分をケアしていくことをおすすめします。

(やる気が出ない自分を責める必要はありませんよ)


真の解決には、
すり込まれた思考を解放したり
慎重にアプローチする必要がありますが、


まずは今日ご紹介したステップ
・許可する
・受けとめる
・小さいことから体験する

ここから試してみてください。



今日は以上です。
ありがとうございました!

あなたが心地よく
<本当の自分>を生きていけますように。


著者プロフィール

阿部 朝子
阿部 朝子メンタル&ライフコーチ
メンタル&ライフコーチ/コミュニケーション講師
コーチング、NLP脳と心の学び、心理療法、スピリチュアル等の学びを経て、現在は北海道北見市を拠点に活動しています。
ご相談者の悩みを解決を通して、本来の力を発揮し、喜びあふれる自分軸の生き方が叶っていくお手伝いをしています。