「変わりたいのに変われない」と感じるあなたへ|理想の自分になるために知ってほしいこと

「変わりたいのに変われない」

苦手を克服するために、
理想の自分になるために、

本を読んだり、
セミナーに参加したり、
新しいことを始めてみたり。

でも、なかなか思うようにいかない…
気づくと、また同じことで悩んでいる…

そういうことはありませんか。

 

私自身も、長い間そうでした。

「もっと頑張らなくちゃ」
「もっとできるようにならなくちゃ」

そう思って、努力を重ねていました。

それでも、いつもどこか苦しくて、
うまくいっても、なぜか心が満たされませんでした。
  

でも、今ならわかります。
変われなかったのは、
努力が足りなかったわけではない、と。

 

では、なぜ変われなかったのでしょう?
何が必要だったのでしょう?

理想の自分へ近づくために、
私が大切だと思っていることをお話したいと思います。

 

「変わりたい」の奥にあるもの

あなたは今、どんな自分になりたいと思っていますか?

もっと自信を持てるようになりたい。
自分らしく生きたい。
やりたいことを見つけたい……。

 

その時、多くの人は、
「そのためには、どうすればいいだろう?」
と、方法を考えるでしょう。

もちろん、それも大切です。
でも、その前に大切なことがあるんです。
  

それは、
「なぜ、それを望んでいるのだろう?」
と、自分に問いかけてみること。
 

「なぜ」をたどっていくと、
願いの「出発点」が見えてきます。

そして、その出発点によって、
理想の自分に近づいていけるかどうかも変わってくるのです。

 

 

「変わりたい」の出発点は、大きく3つ

「変わりたい」という気持ちの奥には、どんな出発点があるのでしょうか。

大きくわけると、出発点は3つ。

一つ目は、自己否定。
二つ目は、他人軸。
そして三つ目は、心からの願いです。

ひとつずつ見ていきましょう。

 

① 自己否定が出発点になっている

一つ目は、
自己否定を出発点にして変わろうとする場合

「今の自分じゃダメだ」
「もっとできるようにならなくちゃ」
そういう思いから、理想の自分を目指している状態です。

それは単なる「できる・できない」という話ではありません。

心の奥で、自分を認められず、
いつも「まだ足りない」という感覚があります。

「ありのままの自分では受けいれてもらえない」
という怖れにつながっていることも多いです。

 

もちろん、自分を高めたいと思うのは素晴らしいことです。

けれども、自己否定が出発点だと、
「今の自分には価値がない」という前提のまま頑張ることになります。
  

すると、

どれだけ頑張っても安心できない。
何かできても、また次の課題が見つかる。

もっと。
まだ足りない。

そうやって、
心も体も疲れてしまっている人が、本当にたくさんいます。
  


  

ここで、知っていてほしいことがあります。

それは、自己否定してしまうのには、理由があるということ。
あなたに問題があるからではありません。
  

これまでの人生で、
厳しく育てられたり、
否定されたり、
理解してもらえなかった経験から、

「頑張らなければ認めてもらえない」
「ちゃんとできなければ愛されない」

といった思い込みがつくられ、
自己否定するようになってしまった。
  

それは、
傷つかないように。
嫌われないように。
自分を守るために身につけた心の反応とも言えます。
   

だから、自己否定は100%悪いものではありません。
これから、その思いを少しずつ、やさしくゆるめていけばいいのです。

 

② 他人軸が出発点になっている

二つ目は、
他人軸を出発点にして変わろうとしている場合

周りの期待や世間の価値観を基準にして、
自分の気持ちを後回しにしている状態です。

「ちゃんとしなきゃ」
「期待に応えなきゃ」
「迷惑をかけたくない」
そういう思いが強く働いています。

 

こうした思いも、決して悪いものではありません。
優しさや責任感があるからこそ、生まれてくる思いです。

けれども、いつも周りを優先していると、苦しくなってしまいます。
安心や喜びまで、周りの反応次第になってしまうからです。
  

「イヤな気持ちにさせてはいけない」
「喜んでもらえるようにしなければ」
と、いつも気を張ってしまう。

目標を達成しても、大きな喜びを感じられない。

そして、
自分の気持ちを後回しにするうちに、
自分が本当はどうしたいのか、分からなくなってしまう

そういう人もたくさんいます。
  


  

他人軸になってしまうのにも、理由があります。

あなたの意志が弱いからでも、
「自分がない」ということでもありません。

これまでの人生で、
周りに合わせていたら傷つかずに済んだ。
空気を読んで行動すれば褒められた。
期待に応えたら認めてもらえた。

そんな経験を重ねるうちに、
「周りを優先すれば安心」
という心のクセが身についてしまったのです。
   

それは、自分を守るための知恵でもありました。

だから、自分を責める必要はありません。
少しずつ、自分の気持ちに耳を傾け、自分軸へ戻っていければいいのです。

 

③ 本当の望みが出発点になっている

三つ目は、
本当の望みを出発点にして変わろうとする場合

今の自分を認め、生かしながら、
さらに可能性を広げていくための「変わりたい」です。
  

「変われたら幸せになれる」
ではなく、

「今も幸せ。そしてもっとこんな人生を体験してみたい!」
そんな感覚から生まれる願いです。
  

変化のプロセスも変わってきます。

「やらなきゃ」ではなく、
「やってみたい。」

「まだ足りない」ではなく、
「できることが増えたら、うれしい。」

安心感と喜びを土台に、一歩ずつ歩むことができます。
  

もちろん、思うようにいかないこともあるでしょう。

でも、そんな時も自分を責めずに、
「この経験から何を学べるだろう」
と受けとめながら、次の一歩を考えることができます。
  


  

このように、
人が変わりたいと思う時には、いくつかの出発点があります。

もちろん、人の心はそんなに単純ではありません。

自己否定もある。
他人軸もある。
そして、本当の願いもあります。

私たちは、この3つの間を行き来しながら生きています。
  

だから、
「私は自己否定タイプ」
「私は他人軸タイプ」
と決めつける必要はなくて、

「今の私は、どこを出発点にしているだろう」
と確認しながら歩むことが大切だと感じています。

 

 

理想の自分へ近づくために大切な3つのこと

ここまで読んで、

「自己否定や他人軸になっていることは、何となく分かっていた」
という方もいるでしょう。

そして同時に、
「分かっていても、変えられないから悩んでいる」

そう思われた方もいるのではないでしょうか。
   

私自身もそうでした。

できることを増やして、
行動して、成果を出せば、自信が持てるようになる。
自信が持てれば、自分軸で生きられる。

ずっと、そう思っていたんです。

でも、
外側をどれだけ変えようとしても、
心の奥にある自己否定は残ったままでした。

 

転機になったのは、
「本当に変えるべきなのは、自分の内側かもしれない」
と思ったことです。

そこから、脳や心、潜在意識のしくみを学び始めました。
   

そこで初めて、

自己否定も他人軸も、自分を守るための心の反応だったこと。
その奥にある思いこみをゆるめることで、人は変わっていけることを知りました。

「変われるんだ。方法があるんだ。」
そう知って、人生に光が差したように感じたのを今でも覚えています。
  

これからご紹介する3つは、
私自身が実践し、クライアントさんにもお伝えしている方法です。

理想の自分へ近づく土台となる考え方と
今日からできる小さな実践をお伝えしますね。

 

① 自己否定をゆるめるために

自己否定をゆるめるには、
ありのままの自分を認めていくことが大切です。

が、実際はこういう声をよく聞きます。

「頭ではわかるけど、正直よく分からない」
「認められるところがありません」
「できない自分を認めたら、成長できなくなりませんか?」

 

そう思うのも、無理はありません

「頑張れば褒めてもらえた」
「ちゃんとできないと怒られた」
という経験を重ねてきた人ほど、

「ありのままを認めよう」と言われても
ピンとこないのは自然なことです。
  

まず、自己受容とはどういうものか、
知ることから始めてみましょう。
  


  

自己受容とは、
「今の自分で満足して、成長をやめる」ということではありません。

できることもある。
できないこともある。
失敗する日もある。

それでも、それで自分の価値が決まるわけではない。

長所があるのは、もちろんうれしい。
でも、欠点があっても、それが自分を嫌う理由にはならない。

すごい人を見て、うらやましく思うこともある。
それも自然な気持ち。

それでも、人と比べて自分を否定することはない。
そして、自分の素晴らしさも知っている。
  

自己受容とは、こういう感覚だと思っています。
 


  

そして、こうした感覚は、
頭で「変えよう」と思って変えられるものではありません。

心の奥にある「自己否定の思い込み」をゆるめていくことが大切になります。

そのためにも、今日からすぐできることをご紹介したいと思います。

それは、
浮かんできた自分の気持ちを、そのまま受けとめること
  

たとえば、

「自信がない」と思ったら、
「今、自信がない、って思ったね」
と、自分に返してあげる。

「自分のここがキライ」と思ったら、
「ここがキライ、って思うんだね」
と、そのまま受けとめてあげる。

「失敗した、ショック~」と思ったら、
「ショックだったね」
と受けとめてあげる。

そして、フーッと深く息を吐いてみましょう。
   

「それだけ?」と思われたかもしれません。
私はそう思いました。(笑)

でもやってみると、
受けとめるだけでも、気持ちが少し軽くなるんです。

どんな気持ちも、
良い・悪いとジャッジせず、
「そう感じているんだね」と受けとめる。

それが、ありのままの自分を受けいれることに繋がります。
  

客観的に自分を見れて、
落ち込みから抜けやすくもなりました。

そして数ヶ月経った頃には、
「自信がない」という思いも浮かばなくなっていました。

 

自己否定をゆるめるには、
「自分はできる」と言い聞かせたり、
自分のすべてを好きになる必要はありません。

まずは、
「そう思っているんだね」
と、自分の気持ちを受けとめる。

ここから始めてみてほしいと思います。

 

② 自分の軸へ戻るために

自分軸というと、
「自分勝手になりそう」
「わがままになるのでは?」
と心配になる方もいます。

でも、
本当の自分軸はそうではありません。

人を大切にしないわけではなく、
自分もちゃんと大切にする。

周りの意見も聞くけれど、
最後は、
「私はどう感じている?」
「私はどうしたい?」
と、自分に戻ってこられることです。

もちろん、人の気持ちを大切にすることも大事なことです。
思いやりや協調性でもあります。
だから、「人を優先すること」が悪いわけではありません。

では、どこまでが思いやりで、
どこからが他人軸なのでしょうか。
 


 

その答えは、頭で考えるよりも感覚が教えてくれます

モヤモヤする。
気が重い。
無理している感じがする。

そんな時は、周りを優先しすぎているサインかもしれません。

一度、立ち止まって
「私は本当はどうしたい?」
「私は何を大切にしたい?」
と、自分の心に聞いてみることをおすすめします。
   

すぐに答が出なくても大丈夫です。
その時は、答えが浮かんでくるのを待つのも方法です。
   

そして最初は、簡単なことから
心の声を聞く練習をしていきましょう。

例えば、

今日は何が食べたい?
どの服を着たい?

そんな小さなことからで十分です。

頭で正解を探すのではなく、
「好き」
「なんとなく惹かれる」
そういう感覚で選んでみるのです。
  

脳は、それが大きな選択か小さな選択かを判断しません。

だから、小さなことでも、
自分の気持ちで選び、
「心地よかった」
「うれしかった」
という経験を重ねていくといいのです。

すると、脳は少しずつ
「自分の気持ちを大切にしても大丈夫なんだ」
と学んでいきます。

自分の気持ちを信じて、自分軸で選べるようになっていくのです。

 

③ 本当の望みにつながるために

本当の望みは、
頭で考え続けるほど分からなくなることがあります。

もちろん、考えることは大切です。
仕事の段取りや問題を整理する時には、大きな力になります。

ですが、人生の選択は少し違うのです。
   

以前の私は、
「間違えないように、よく考えなくちゃ」
いつもそう思っていました。

だから、大事な選択ほど時間をかけて考え、
「これが一番いいはず」と決めていたのです。

そして、あとになって、
「本当にやりたかったことじゃなかった」
「私には合っていなかった」
と気づく……。

そんな経験をくり返す中で、
本当の望みは、頭で考えて出すものではない。
ふっと受け取るものなんだと、身に沁みてわかったのです。

 

今は、答えがほしい時ほど、
あえて考えるのをやめるようにしています。

散歩をしたり、
お風呂に入ったり、
ぼーっと過ごしたり。

寝る前に
「私は本当はどうしたいんだろう」
と問いを心に預けて眠ることもあります。

すると、不思議ですが、
「これをやってみたい」
「なんだか惹かれる」
そんな感覚やひらめきが自然に浮かんできたり、
必要な情報や人と出会えたりするのです。
   

ただ、最初から何でも受け取れるわけではありません。

自己否定をゆるめ、
他人軸から少しずつ自分軸へ戻っていく。

そうして心がクリアになってくるほど、
本当の望みが、少しずつ姿を見せてくれるようになります。

 

理想の自分は、あなたの中に

ここまでお伝えしてきたように、

理想の自分になるために大切なのは、
もっともっと頑張り続けたり、
無理に自分を変えようとすることではありません。

まずは、どこを出発点にしているのかに気づくこと。
  

そして、少しずつ、できるところから
自己否定をゆるめ、
自分の気持ちを大切にし、
心からの望みにつながりながら歩んでいく、

その一歩一歩が、
理想の自分へ近づく道になっていきます。

 

クライアントさんたちは、よくこのようにおっしゃいます。

「私、変わりましたよね、
でも、なんだか今の自分が本来の私のような気がします」

 

あなたらしさを大切にしながら、
心から望む人生を、自分の足で歩いていく。

そういう理想のあなたが、
きっと本来のあなたなのだと思います。

 

 

著者プロフィール

阿部 朝子
阿部 朝子メンタル&ライフコーチ/ヒーラー
コーチング・NLP・心理療法・スピリチュアルを融合したアプローチで、根本からの解決をサポートしています。
悩みを手放し、本当の自分らしさと喜びに出会えるよう伴走しています。