親御さんが自死された方へ

親御さんが自死なさり、辛い想いを抱えてきた方へ。

私は同じ経験をしていませんので、わかったようなことを言うつもりはありません。
ただ、生きる希望を感じられず、打ちひしがれ、苦しんだ経験があります。
50数年生きてきて、多少、世の中の色々も見てきました。

苦しかった私も、脳(潜在意識)に働きかける手法と出会い、救われました。
そして今、クライアントさんの人生をサポートしています。

特に、”解決志向アプローチ”といって、解決にフォーカスすることで、苦しみを早く越えられ、幸せな人生にシフトできることを痛感してきました。

実際に、自死遺族であるクライアントさん達も、短期間で気持ちがラクになり、仕事も人間関係も好転され、イキイキと人生を楽しまれています。

そこで今回は、クライアントさんにお話したことや、取り組んでいただいたことを、一部になりますが紹介したいと思います。

少しでもヒントになれば幸いです。

ムリに取り組まなくていいんです

今まで、親御さんが自死されたクライアントさんが数名いらっしゃいます。

皆さん、そのことで受講されたわけではありません。
仕事や人間関係で解決したいことがあり、夢・望みを叶えるためにいらっしゃいました。

そして、私を信頼して、親御さんが自死されたことを話してくださいました。

とは言え、私から詳しい事情を聞くことはしません。

クライアントさんから「親のことで、何か取り組んだほうがいいですか?」と質問されたら、私からは「話したい、取り組みたい‥と感じたら教えてください」とお伝えします。

 

親御さんのことは、とてもセンシティブ(繊細)な出来事です。

「話したい」「取り組みたい」という気持ちにならない限り、ムリに取り組まないほうがいい‥と私は考えます。

親御さんの出来事と向き合う時(とき)を迎えたら、心の声(潜在意識)が教えてくれます。

その時のためにも、「今・目の前のこと」に集中されるのがベストだと思っています。

まず、癒していきましょう

「今・目の前こと」について。
私は、すべての方に「気持ちを癒すこと」からおすすめします。

癒すとは、気持ちをラクにすること。

悩みがあると、何かしら負の感情を感じますよね。
(ストレス・イライラ・不安‥)
それらを癒し、解放し、ラクにしていくのです。

ラクになると、エネルギーが高まり、力を発揮できます。
そのほうが、何をするにも、うまくいきますもんね。

 

どなたの悩みの奥にも、何かしら親が影響しています。

なので、目の前の「悩み」を癒し、解決することは、間接的に、親御さんの出来事を癒すことにもつながるのです。

 

癒し、解決し、心をラクにしていく。
何かがあってもなくても、日々が心地よく、楽しく、満たされた自分になっていく。
すると、心の土台が整っていきます。

心の土台が整うと、心の声をピッとキャッチできるから、「親の出来事と向き合う時」がくれば、それもちゃ~んとわかります。

ただし、話さなくてもいいし、向き合い続ける必要もありません

癒していく時に、知っててほしいことがあります。

 

1つは、出来事を話さなくても、癒す方法があること。

何があったか話さなくても、いくらでも気持ちを癒し、解放することができます。

思い出すと辛くなることを、思い出さなくてもいいです。
話すと苦しくなることを、話さなくてもいいです。

かさぶたをはがして血を流すようなことをしなくても大丈夫。
潜在意識に働きかけることで、やさしく癒していけます。

 

私もクライアントさんから、詳細を伺うことはせずに、ワークしていただきます。
10分~15分‥ 癒しと解放を行うことで、当時の記憶が思い出せないほど薄らぎます。
親をうらむ気持ちが消え、親から愛されていたことを思い出したりもします。‥

まず、そういう方法があることを知っていてください。

 

もう1つは、親のことを癒し続ける必要はない、ということ。

「一生、親のトラウマと向き合って、癒していきます」
とおっしゃる方がいて、その必要はないことを説明しました。

(たぶん本を読んだり、誰かの話を聞いて、そう思われたのでしょう)
ですが、それは逆効果です。

一生、向き合うということは、一生、意識しているということ。
意識して、親の影響を受け続けるということ‥ですね。

そうしたいですか?
それは、あなたにとって幸せなことですか?

 

Noなら、「一生‥」なんて思うのはやめましょうね。

必要な癒しが終われば、もう、親御さんの出来事からは卒業です。
(その見極めも、自分でできます)

卒業して、自分の人生を歩んでください。
影響を受けずに、もっと自由に、もっと幸せに、もっとやりたいことをやっていきましょう。

きっと親御さんも、それを望んでいるはずです。

それが、ゆるすということ

親御さんの出来事から、マイナス影響を受けなくなること。
それが、「ゆるす」ということです。

 

辛い経験をしたことは事実です。
事実を消すことはできません。

けれども、その出来事から解放されて、自由に、幸せに生きることはできます。

クライアントさんは
「やっと親のことから立ち直れて、あたたかい気持ちがあふれてきます。
最近、子供と心から笑って過ごせるようになりました」
と、お子さんとの関係もハートフルに変化されていきます。

 

最後に

クライアントさん達が乗り超えていかれた姿を見て、私が大切にしている考え方・取り組み方がお役に立てると思い、紹介させていただきました。

もちろん、乗り越えられたのは、すべてクライアントさんの力によるものです。
(私はただ併走しただけ)

皆さん、辛い経験を乗り越えた分、生きる強さと、深い愛をお持ちです。
経験と強みを発揮し、今度はサポートする側になっています。

イキイキとされ、タフで、周りの人に愛を与える姿が、本当に素敵です。
それが、本来の姿なのだと感じます。

 

どんな経験からも、あなたは自由になれます。
本来のあなたらしい人生を歩んでほしいと願っています。

心からのエールを込めて。

 

著者プロフィール

阿部 朝子
阿部 朝子メンタルコミュニケーションコーチ
コーチング、NLP、キャリアカウンセリング、セラピーなどの学びを経て、現在は北海道北見市を拠点に活動しています。
ご相談者の悩みを解決しながら、それぞれの本来の力を発揮されるようお手伝いしています。