引き寄せの法則を“現実的に”使うには? 〜潜在意識を味方にする3つのステップ〜

「引き寄せの法則って、なんだか怪しい…」
「でも、ちょっと信じてみたい気もする」
あなたはどちらでしょうか?
私自身、昔は仕事も人間関係も思うようにいかず、心が満たされない日々を過ごしていました。
もっと充実した人生にしたくて一生懸命がんばっても、空回りしている感覚…。
焦りや不安でいっぱいでした。
そんな私が転機を迎えたのは、コーチングと心理学(特にNLP)を学んだことでした。
脳や潜在意識のしくみを理解できるようになると、自然と「引き寄せ」とつながる感覚が出てきたのです。
スピリチュアル系の本も多く読みましたが、言葉は違っても「伝えたい本質」は同じだと気づきました。
この記事では、私の経験をもとに、
初心者の方にも、深く学びたい方にも参考になればと思い
「引き寄せの本質」と「潜在意識を味方にする3つのステップ」を紹介します。
もくじ
願えば叶う?― 引き寄せの本質とは
「強く願えば叶う」
そう聞いたことがあるかもしれません。
けれど、願っているのに現実がなかなか変わらないこともありますよね。
その理由は「脳と潜在意識のしくみ」にあります。
脳と潜在意識のしくみ
意識は大きく分けて2つあります。
顕在意識:普段考えていること、言葉にできる思考(全体の5%以下)
潜在意識:無意識に働く領域、感情や習慣を支配する部分(全体の95%以上)
潜在意識は、24時間働き続けています。
そして最大の特徴は、
「良い・悪いを判断せず、信じている通りの世界をつくろうとする」こと。
つまり、潜在意識が信じていることが、現実に反映されるのです。
そのため、「願い」と「潜在意識の思い」がズレていると、なかなか願いは形になりません。
願いと潜在意識がズレる例
たとえば、
- 「うまくいく!」と前向きに考えようとしても、
心の奥で「私には無理」と思っていると、行動する前にあきらめてしまう - 「起業したい」と願っていても、
潜在意識で「家族との時間が減るかも」と不安に思っていれば、無意識に動きが止まる - 「人脈を広げたい」と思っても、
「人間関係は疲れる」と信じていれば、無意識に人を避けてしまう - 「収入を増やしたい」と願っても、
「お金を持つと大変そう」と思っていれば、無意識にチャンスを逃してしまう
つまり、願いが叶わないのではなく、
潜在意識レベルの望みが優先されていただけなんです。
私自身、これを知った時は「あ、イタタ…!」と感じましたが、
原因がわかってスッキリし、希望を感じられました。

潜在意識を味方につける3つのステップ
脳と潜在意識のしくみを味方につければ、
自然と「引き寄せ?」と思うような出来事が増えていきます。
ここでおすすめしたいのが、次の3つのステップです。
① 願いを「心からの望み」にする
「誰かの期待」「〜すべき」「世間一般ではこうだから」という他人基準ではなく、
自分の心の奥(=魂)が望んでいることか を見極めることが大事。
心理学的に言えば、コアの価値観や欲求にアクセスすること。
スピリチュアル的には、魂の声を聞くことです。
願いというより、「無限にある可能性から選ぶ・決める」感覚に近いなと思っています。
✨ 本当の願いは「心がふわっと軽くなる感覚」や「ワクワク感」でわかります。
② 潜在意識の不安や怖れを手放す
心からの願いでも、潜在意識に「叶ったら困る」という怖れがあるとブレーキがかかります。
多くの怖れは、過去の経験から生まれています。
当時の傷ついた気持ちを癒すことが、深い安心感を取り戻すカギになります。
たとえば、
「起業したいけど、失敗したら家族に迷惑をかけるかも」
→ 過去の失敗体験を癒し、「挑戦しても大丈夫」と思えるようにする「人脈を広げたいけど、人と関わると疲れる」
→ 過去の人間関係のつらさを癒し、「心地よい関係を築ける」と信じられるようにする
💡 潜在意識の怖れを解放することは、“心の浄化”とも言えます。
③波動を上げる(叶った気分になる)
引き寄せの法則の本質は「同じ波長のものが引き合う」こと。
脳は「強い感情を伴ったイメージ」を現実に反映しやすいので、叶った気分を先に体験するといいのです。
願うとか、イメージするというよりも、「感じる!」がポイントです。
たとえば、
「理想の仕事」を願うなら、
実際にやりがいを感じている気分や、喜ばれてうれしい!という感覚を味わう「素敵なパートナーがほしい」と願うなら、
その人と笑い合うよろこびや安心感を先に感じる- 「収入アップ」を願うなら、
具体的な金額よりも、その収入で好きなことを楽しみ、心が満たされている感覚を先に体験する
(旅行プランを立てたり、住みたい街を歩いてみたりして、ワクワクを先取り)
✨ こうして「先に体感」することで、脳はそれを“当たり前”と認識し、潜在意識と共鳴します。
すると現実化のスピードが一気に加速していきます。
引き寄せの法則によくある誤解
引き寄せについて、多くの方が誤解されていることがあります。
ここでは、代表的な3つを紹介します。
1.ポジティブでなければならない?
ムリにポジティブになろうとすると逆効果。
大事なのは、ネガティブな感情にも気づき、受け入れて手放すことです。
そうすれば自然とポジティブになっていきます。
2.行動しなくても願えば叶う?
願うだけでは現実は動きません。
小さなことでいいので、願いに沿った行動を起こすこと。
そうすれば、潜在意識に「これは大切なこと」伝わり、現実が動き出します。
3.一度やればすぐ変わる?
潜在意識の書き換えは、繰り返しの経験によって定着します。
ダイエットや運動と同じで、毎日の小さな積み重ねが大きな変化を生むのです。

今日からできる!潜在意識を整える3つの習慣
潜在意識と仲良くなれる簡単なワークをご紹介します。
1. 感謝と安心感で波長を整える
潜在意識は、感情や意識の向きに敏感です。
日常の中で「心地よさ」と「望むもの」に意識を向けましょう。
- ネガティブなニュースやSNSから距離を置く
- 「ありがとう」「うれしい」など前向きな言葉を口にする
- 好きな音楽や自然に触れて、心地よい気分で満たす
- 空を見上げて深呼吸し、気分をリセットする
寝る前に「今日の感謝なこと」を3つ書き出す
特に、感謝の波動は「愛」や「豊かさ」の周波数と一致すると言われています。
「まだ叶っていない」と焦るよりも、今すでにあるものを数えていきましょう。
「今日も温かいご飯を食べられた」「友人と笑えた」
──そんな小さな幸せに気づくことで、心の波動は安定していきます。
2. 小さな行動を起こす
- 望みに沿った行動を、できる範囲でやってみる
(例:「素敵なカフェに行きたい」→ 今すぐ調べてみる) - 直感やひらめき(潜在意識のサイン)を受け取ったら、行動に移す
3. 自分を大切にして、心と仲良くなる
自己否定や無理は、潜在意識の1番のブレーキになります。
自分を認め、愛し、安心できる状態を整えていきましょう。
自分の才能や個性を認める
弱みや苦手も受け入れる
疲れたら休む・好きなことを楽しむ
自分の気持ちに正直に行動する
まとめ:引き寄せを“現実的に”使うために
「波動を上げる」という言葉は、少しスピリチュアルに聞こえるかもしれません。
でも本質はシンプルで、内側を整えて心地よく過ごすことです。
イライラや不安を手放して、感謝や喜び、愛の波動で過ごす…
その積み重ねが、未来を自然に変えていきます。
私自身、学びを通して引き寄せを「フワッとした願いごと」ではなく「現実を動かすための方法」として活かせるようになりました。
決めると、現実が動き出し、運ばれていく感覚があります。
今回は、日常ですぐにできる方法を挙げました。
気になったものから、ぜひ試してみてください。
一気に全部を変える必要はありません。
小さな一歩で十分です。
もちろん、「わかってはいるけど、続けるのはむずかしい」と感じることもあるでしょう。
それも自然なことです。
赤ちゃんの時、何度も尻もちをつきながら歩けるようになったように
やってみることで、少しずつコツもつかめます。
うまくいかない時も、「そこに向き合うべきことがあるよ」と教えてくれているだけなのです。
私たちには、本来、望む人生を生きる力が備わっています。
もし「もっと深く学びたい」と思った方は、
メールレッスンや他の記事もぜひのぞいてみてくださいね。
あなたも潜在意識を味方にして、理想の未来を一歩ずつ叶えていけますように。
応援しています!
著者プロフィール

- メンタル&ライフコーチ
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メンタル&ライフコーチ/ヒーラー。
コーチング・NLP・心理療法・スピリチュアルを融合したアプローチで、根本からの解決をサポートしています。
悩みを手放し、本当の自分らしさと喜びに出会えるよう伴走しています。