自己受容・自己承認と癒し|本当の自信を育てるために

前の記事では、心の土台に、
「今の自分ではダメ」
「もっとできるようにならなければ」
といった《自分を否定する前提》が根づいていると、
自己肯定感が高めようとしても
なかなか変われない理由をお伝えしましたね。
→ 『自己肯定感が低いのはなぜ?自己否定が生まれる理由』
今回は、
心に根づいた前提やセルフイメージを変えていくために大切なこと―
自己受容と自己承認、
そして癒しについて、お話ししたいと思います。
もくじ
自己肯定感を育てるために大切なこと
自己肯定感を高めたいとき、よく言われることが次の2つです。
1つめは、思考のクセを変えていくこと。
自分を否定する考え方や思考のクセを変えていく。
「ありのままの自分を受けいれましょう」
「もっと自分を認めましょう」
と言われたりもしますね。
2つめは、成功体験を積み重ねていくこと。
実際に行動して、
「できた」という経験を重ねることで、
自信を育てていけますよ、という話ですね。
とはいえ、
自己否定してしまう思考クセは
頭で変えようと思っても、なかなか変えられません。
そして、どんなに成功しても、
「これくらいできて当たり前」
「まだまだ足りない」
と感じてしまい、成功体験を積んだとは思えないでしょう。
頭で理屈はわかっても、心を変えることはむずかしいのですね。
そこで大切になるのが、実は、「癒し」なんです。
「癒し」によって、心の反応が変わる
人によって、自己否定しやすい場面があると思います。
たとえば、
何かに失敗したとき。
人と比べて、自分が劣っているように感じたとき。
頑張ったのに、思うような結果が出なかったとき。
誰かに注意されたとき。
そんなとき、あなたはどんな感情がわいてくるでしょう。
悔しい。
悲しい。
恥ずかしい。
怖い。
不安。
あるいは、どんな感覚になるでしょう。
胸がぎゅっと苦しくなる。
お腹のあたりが重くなる。
体がこわばる感じがする。
そうした感情や感覚を解放していく。
それが、私がここでいう「癒し」です。
時には、自己否定するきっかけとなった
過去の出来事を思い出すかもしれません。
そのときは、思い出した悲しみや辛い気持ちを癒してあげるのです。
私は、イメージワークやヒーリングを使うことが多いですが、
ご自分に合う方法なら、どんなやり方でも大丈夫です。
深いところから癒されると、
同じような場面になっても、
以前のように感情や感覚が反応しなくなっていきます。
そして、自分を否定する前提やセルフイメージも、ゆるみはじめるでしょう。
にわかには信じられないかもしれませんが、
体験すると「こういうことか」と、すぐ納得できると思います。
自己否定の前提がゆるむことで、
思考のクセも変えやすくなり、
成功体験を成功体験として受けとめられるようになるのです。
正直、私自身、
以前は「癒し」というものにあまり興味はありませんでした。(笑)
心を強く持てば変われると思っていたからです。
でも、心のしくみを学び、
実際に感情を癒していくことで、
一瞬で、胸のあたりの重苦しさが軽くなるのを体験して、
「こんなにもすんなり変われるんだ」
「こんなに気持ちがラクになるんだ」と驚きました。
どんな悩みも、
癒しながら取り組むことで、
深い部分から、無理なくスムーズに変わっていけることを実感しています。
そして、もう1つ、
一緒にやっていくといいのが、「自己承認」です。
自己承認とは?
自己承認とは、自分を認めることです。
「自分を認める」と聞くと、
何かができたときに、
「よくできたね」
「すごいね」
「頑張ったね」
と、自分をほめることを思い浮かべるかもしれません。
もちろん、それも自己承認の一つです。
でも、それだけではないんです。
また、
「自分を認めるって、自分をほめること?」
「自分のイヤなところも、好きにならなきゃいけないの?」
といった声もお聞きします。
認めるって、わかるようでわかりづらいですよね。
そこで今回ご紹介したいのが「4つの承認」というものです。
自分を認める4つの視点がこちらになります。
1.ありのままの存在を認める【存在承認】
「私は、価値ある存在だ」
と認めるのが、存在承認です。
この世に生まれてきた、自分の存在そのものに価値があると認めていくことです。
2.事実をそのまま認める【事実承認】
いい・悪い、
できた・できない、
そんな評価をせずに、
当たり前にできていること、
日々やっていること、
今、感じていること。
それらを、ただそのまま認めていく。
それが、事実承認です。
たとえば、
「今日もご飯がおいしい!」
「お気に入りの服を着た」
「今日の仕事の予定、終わった」
「休みの日、ゴロゴロするの気持ちいい!」
無理にポジティブに考えようとする必要もありません。
自分を好きになれないところも、
ネガティブな感情も、
ただそのまま受けとめていきます。
「自分のここは好きだけど、ここは好きに思えないな」
「これ、なかなかうまくできなくて、くやしいね」
「今、ちょっとイラっとしたね」
「ああ、自己否定の気持ちが浮かんできたね」
というふうに。
ネガティブな思考・感情が出てきても、
すぐに切り替えようとしなくていいんです。
それをどうこうするのは、次の段階。
まず、その気持ちに気づいて、受けとめてあげるのです。
実際にやってみるとわかりますが、
何のジャッジもせずに自分を認めていくのは、
最初はきっと簡単じゃありません。(笑)
ですが、続けていくうちに、
自分の内側にあたたかさや、
言葉にならない安心感が広がっていくような
そんな変化に気づくかもしれません。
そして、この事実承認が、
「ありのままの自分を受けいれる」ことにつながっていくと感じています。
3.成長や変化を認める【成長承認】
昨日よりできるようになった。
以前は難しかったことが、今日は少しできた。
そんなふうに、
成長したことや変化したことを認めるのが、成長承認です。
ここで比べるのは、他の人ではなく、過去の自分。
ほんの少しの変化でも、
「前よりできるようになったな」
「少しずつ変わってきているな」
と気づいてあげるのです。
4.結果や成果を認める【結果承認】
何かができたとき。
目標を達成したとき。
努力が実を結んだとき。
「できたね」
「すごい」
「頑張ったね」
と、結果や成果を認めるのが、結果承認です。
一般的に「自分をほめる」と言われるのは、この結果承認にあたるかなと思います。

自分で自分を認めていこう
4つの承認を知ったとき、
私は、「結果承認しかしていなかったな」と思いました。
そして、
いい・悪い、
できた・できない、
正しい・間違い、
毎日、そんなジャッジばかりしていたことにも気づきました。
だから、「事実承認」を知ったときは、目からウロコでした。
そして、ふと涙が出てきたんです。
よくない考えをする自分もいる。
悪いことをしてしまう自分もいる。
できないことも当然あるし、
間違ってしまうこともある。
人間だから、そんなところもあって当然なんですよね。
それも私。
笑ったり、泣いたり、怒ったり。
うまくいったり、転んだり。
そんな自分を、まるごと認めてあげよう!
そう思ったんです。
それから毎日、自己承認していきました。
はじめは、少し歯が浮くような感じもしたけれど(笑)
でも、筋トレと同じですね。
続けていくうちに、
自己否定の思考グセが、だんだん「自分を認める思考グセ」に変わっていったんです。
もしあなたも、
「自己肯定感を高めたい」
「でも、自分を認められない」
「できることが増えても自信がもてない」
そう感じているとしたら、
ぜひ、4つの承認を意識することからはじめてみてください。
そのときは、
「結果承認」の何倍も、何十倍も、
「存在承認・事実承認・成長承認」をしてあげてほしいと思います。
今こうして存在していることを。
今、感じている気持ちを。
当たり前にできていることを。
きのうより1ミリでも変化したことを。
日常の小さな1つ1つの価値に気づき、受けとめる。
ちゃんと認めていく。
はじめは慣れないかもしれません。
でも、目には見えなくても、少しずつ心に届いていきます。
すると、
「できたからOK」
「結果を出したからOK」
という条件つきの自信ではなく、
自分を信じられる感覚。
「私は大丈夫」と思える安心感。
そんな自己信頼の土台が育っていきます。
もっと自分を認められるようになりたいあなたへ
「変わりたいのに変われない」
「自分を否定してしまう」
「もっと自分らしく生きたい」
という方へ。
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著者プロフィール

- メンタル&ライフコーチ/ヒーラー
-
コーチング・NLP・心理療法・スピリチュアルを融合したアプローチで、根本からの解決をサポートしています。
悩みを手放し、本当の自分らしさと喜びに出会えるよう伴走しています。






