「こうすればいいのに」と気がつく人ほど気をつけて!
メンタル&ライフコーチ 阿部朝子です。
人に、「こうすればいいのに」と思うことはありませんか?
それは、「改善点に気づく」「要領よく仕事ができる」という強みといえますね。
でも、気づくからこそ、イライラしたり、ストレスにもなりませんか?
それでは理想の未来を遠ざけてしまいます ・・
もくじ
気がつく人に、気をつけてほしいこと
人に「こうすればいいのに‥」と思うこと、よくありますか?
それは、「気がつく」からですよね。
改善点に気づく、要領よくできる、気が利く、機転がきく‥
素晴らしい能力であり、強みです。
そういう人がいると、
仕事が回り、期日に間に合い、パッパとはかどり、ミスを防げます。
会社にも、家庭にも、絶対いてほしい存在です。
(ご本人は、当たり前のことをやってる感覚かもしれませんが‥
ただし、そういう方だからこそ、気をつけてほしいことがあります。
それは、
ーーーーーーーーーーーーーーー
人へのジャッジ(=評価)
~否定・批判・ダメだし
ーーーーーーーーーーーーーーー
です。
気がつく人の周りには
あまりに要領の悪い人、
ミスが多い人、
やる!と言ってやらない人、
非常識な人・・がいたりします。
(いかがでしょう?)
だとしたら、あなたが、その人に
「もっと、こうすればいいのに」
「なんで、こうしないの?」
と思うのも、ムリもないでしょう。
けれども、人をジャッジすると、あなた自身にもマイナスなんです。
一般的には
- 相手に「こうすればいい」と改善点を伝えて、よりより行動をとってもらうのも方法です。
- 相手が、自分で気づき、改善できるよう、育てる関わり(コーチング)も1つの方法です。
ですが、
- 相手に伝えても、やってくれない。変わってくれない。伝わらない。
- 相手に伝えるのも、めんどくさい。
- なぜか、いつも、あなたがフォロー(尻ぬぐい)する役回りになってしまう。
↑
このような状況なら、
まず、自分と向き合うことをおすすめします。
経験上、人間関係も仕事もプライベートも、芋づる式に改善するはずです。
なぜ、ジャッジがいけないの?
なぜ、ジャッジがいけないかというと、
脳は、主語がわからなくて
「全部、自分のこと」だと思うから。
「なんでできないの?」
「どうして、そんなことするの?」
と、人に言っても
脳は、自分に言っている
(自分を責めてる・自己否定してる)
と認識するからです。
自信を奪い、自己肯定感を下げ、
責める気持ち(=怒り)が、心に溜まります。
怒りは心を傷つけ、体も疲れます。
いかがでしょう?
・
・
「元気だし、自信もあるし、何の問題もないよ」
と思われたなら、大丈夫ですね。
ですが、
もし、疲れやすかったり、
イライラ・落ち込みなど、感情のアップダウンが激しかったり、
「自信がない」「うまくいかない」と思うなら、
ジャッジをやめてみませんか。
ジャッジの代わりに
ジャッジの代わりに、おすすめしたのは
「認める・受けとめる・ゆるす」の実践です。
「なんで」と責める気持ちではなく
「愛」をもって、行動するのです。
そんなこと言われたら、
「うへっ」「えーっ」「そんな~」って思われたかもしれません。(^^;
言葉で書くのは簡単ですが、実践するのは簡単じゃないです。
本当は、相手がしっかりしてくれたら、それで済む話だったりします。
私もそう思ってました。(^^;
けれども、相手にイライラする自分もいやでした。
いつも気分が晴れなくて、結局、自分にとってマイナスだとも感じてました。
「ジャッジをやめる、認める、ゆるす」
これは、相手のために‥と思わなくていいんです。
「自分のために」
自分の気持ちがラクになるために、
自分が心地よく過ごせるために、
自分の幸せのために、やってみてほしい。
つけ加えると、
人を責めることが多い人は、自分を責めることも多いはずです。
それも、やめましょうね。
実践した皆さんは、劇的な変化がはじまります。
*~*~*~*~*~*~*~*~*
「しゃあないな~」と笑ってみる
*~*~*~*~*~*~*~*~*
こんな簡単な自己対話も、役立つかもしれません。
根本解決するには
根本解決すると、こういう変化が起きてきます。
- 同じ状況になっても、イライラせず、心地いい自分でいられる
- あなたが困る状況(尻ぬぐいのような役回り)が減る
- あなたを困らせていた相手が、行動を改善する
(なんてことも、よくあります)
根本解決は、心の声を聴くことからはじめます。
Aさんの事例をご紹介しますね。
起業の夢を叶えるために、受講されたAさん。
Aさんの場合、
不安やイライラ・ストレスがいっぱいで、行動が進まずにいました。
「なんで?」「どうしてそうなの?」と思う人が何人もいたからです。
心の声を聴いていくと、
「自分は損な役ばかり」
「私がやらなければならない」
その奥には、
「人を助けられない私には価値がない」
という想いが出てきました。
子供の頃から抱えてきた、生きづらさの原因がここにありました。
それらの想いを解放し、
自分を認め、ゆるし、愛するワークをしていくと
心が満たされ、安定し、
相手のことも、受けとめられるようになりました。
「やらなくちゃ」と思って行動するのはやめて
「やりたい」ことだけ、愛をもって、行動するようにしました。
今、Aさんは、人間関係も楽しめるようになり、お仕事も無事開業されました。
予想外だったのは、お子さんの変化。
気持ちがすごく安定して、自立し、積極的になったそうです。
~~~~~
後日、Aさんはこうおっしゃいました。
「なんで?」と思う人と出会ったから、
私、大事なことに気づけて、変われたんですね。
人を変えることはできないけれど、
自分が変わると、周りの人も変わり出します。
Aさんも、それを体験なさいました。
参考になれば幸いです。
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著者プロフィール
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メンタル&ライフコーチ/コミュニケーション講師
コーチング、NLP脳と心の学び、心理療法、スピリチュアル等の学びを経て、現在は北海道北見市を拠点に活動しています。
ご相談者の悩みを解決を通して、本来の力を発揮し、喜びあふれる自分軸の生き方が叶っていくお手伝いをしています。
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