「何度言っても子供が勉強しないのでつい怒ってしまいます」

こんにちは。

メンタル＆ライフコーチ
阿部朝子（あべともこ）です。

何度言っても
子供が●●するので（●●しないので）
ついつい怒ってしまう

ということはありませんか？

何度言っても言うことを聞いてくれない

何度言っても、勉強しないで遊んでばかり。
何度言っても、部屋を片付けてくれない。
etc.

お母さんのほうも
はじめはやさしく言ってるんだけど、

何度言っても変わらないから
つい声を荒げて怒ってしまう、、、

子育てしていると、
あるある、ではないでしょうか。

私自身もそうでした　^^;

とはいえ、
そんな毎日が続くと、いいことありませんよね。

子供が親の顔色を伺うようになったり、
逆に、反抗的になったり、

親も子も、ストレスがたまって
色んな問題に発展する前に、何とかしたいですよね。

行動を変えさせようとするよりも

子育ての悩みを解決したい時、

まず整理したいのは
「何が問題か」です。

多くの場合、
「子供が勉強しない」「片付けない」
といった「目に見える行動」が「問題」だと思われがち。

ですが、
本当の問題はそこではないんですね。

本当の問題は、その行動をさせている
理由にかくれています。

＊

すべての行動には、理由があります。

＜思考＞→＜感情＞→＜行動＞

何か考えがあって、感情が動き、
それが理由となって、行動しているわけですね。

「勉強、めんどくさい」（思考）
→ 嫌だな～（感情）
→ ゲームをする（行動）

みたいに。

なので、

行動を変えさせようとするより
行動の理由（思考・感情）を知ることが
解決の第一歩です。

困っていることが問題

理由を知るには、
子供に聴くしかありませんね。

その時、たとえば、

「なぜ、勉強しないでゲームするの？」
と聞いて、

子供が
「勉強、めんどくさい」と言っても、

「めんどくさくても、やらなくちゃいけないでしょ！」

「そんなこと言ってたら、ろくな人間にならないよ」
などと言うのではなく、

おだやかに聴いていくことが大切ですね。

（親は忍耐が必要ですね　^^;）

「そっか、めんどくさいって思うんだね」
「どうして、めんどくさいって思うのかな？」

子供の気持ちを受けとめながら
よくよく聴いていくと、
困っていることに行きつくはず。

その困っていることが
その行動をする「真の理由」であり「本当の問題」です。

子供は、問題行動をしていたのではなく
困ったことを抱えていたのが問題なんです。

友達関係で悩んでいて
勉強に集中できないのかもしれません。

勉強がわからなくて
手をつけられないのかもしれません。

でも、親に言ったら怒られると思って
一人で悩んでいたのかもしれません、、

子供なので、
自分の中で起きていることを
うまく言葉にできないこともあるでしょう。

衝動的にやってることもあるでしょう。

そんな言葉にならない思いも
キャッチしながら、
子供を理解していけるといいですよね。

おだやかに子供の話を聴くために

子供を理解するには、

子供が何を言っても怒らずに
おだやかに話を聴くこと。

これが、本当に重要ですね。

「ママ怒らないから、教えて」
と言っておきながら怒ってしまったら、

子供は心を閉ざして、
話してくれなくなるかもしれません。

親自身が試されるな～とつくづく感じます。

そんなことわかっていても、
ついイライラしてしまうという方には

まず、
「子どもは何かに困っているんだ」
と思い出してほしいと思います。

「何に困っているんだろう？」
「何がこの子をこうさせているんだろう？」

と自己対話すると
話を聴く心の余裕につながりやすいと思います。

＊

あるいは、お母さん自身が
「自分は困っている」
と自覚するといいかもしれません。

言うことを聞いてくれない子供に
腹が立つのは、
うまく対応できなくて困っているから
ではないでしょうか。

私自身、子供が小さい頃、
「あ～、私は困っていたんだ」と
思うと泣けてきたことがありました。

すると、怒りが消えて
「子供と一緒に解決していこう」
という気持ちになれたのを覚えています。

子供が解決のしかたを学んでいきます

お母さんの意識が、怒りモードから
子供を理解したいモードに変わると、

子供は無意識に親の変化を感じ、
話してくれるようになるでしょう。

そして、親子で一緒に
何に困っているのかをみつけ、

どうすればいいのかを考え、
トライ＆エラーで解決していくことで、

子供自身が、物事の解決のしかたを
学ぶことにもなりますね。

何度言っても
子供が●●するので（●●しないので）
困っている、ということを

親子の理解が深まるチャンス、
成長のチャンスに転換していけますように。

応援しています。