かねてからの願いが叶ったお話

こんにちは。

メンタル&ライフコーチ
阿部朝子(あべともこ)です。

 

さて、タイトルに書いた

かねてからの願いが叶ったのは
私自身のことなんです。

昔のことが思い出されて
じーんときて。

よかったらお読みください。

 

 

娘から、つい先日
こんなLineをもらいました。
(娘は社会人2年めです)

~~~~~

「上司から、
〇〇さん(=娘)は
愛されてきたんだな~って思った、
って言われたよ!」

「他の人からも言われたことある」

「それで、
ですよね!私もそう思います!
って言った(笑)」

~~~~~

と。

 

まぁこれだけのことなんですが、

私、すごく嬉しくなって
なぜだか涙がでてきたんですね。

 

で、

「なんで涙が出るんだろう?」
と思ったら、

思い出したんです。

「あ~これ、私がずっと願っていたことだった」

って。

 

 

今から10年以上前、
娘が小学1、2年生の頃です。

 

人が生きるうえで
一番の拠り所になるのは

「愛されている実感なんだな」
と思ったんです。

 

だから、
この子が大きくなった時、

「自分は愛されている」って

言葉で認識しなくても
心の底で感じていてほしい!

それさえわかっていれば、
何かあっても乗り越えていける。

私がこの世からいなくなっても
たくましく生きていけるはず、

そう思って子育てしてきたことを
思い出しました。

 

 

なぜそう思ったかというと、

私自身が、親の愛情を感じられずに
生きてきたからです。

育ててくれたことに感謝しつつ
ずっと親のことが好きじゃありませんでした。

そう思ってしまうのは申し訳ないけど、
好きじゃないものは仕方ない…と
冷めていた私です。

 

でも、そんな自分と親とのことを
向き合わざるを得ない状況になりました。

 

 

娘が3才の時、私は離婚して
娘に寂しい思いをさせないように、と
実家に帰り、親と同居したんですね。

コーチングを学び起業して、
やりがいのある仕事を始められ、

人前では明るくふるまっていたものの
心はずっと不安定だったんです。

 

親と同居したことで
自分の子供の頃を思い出し、
親への不満や苛立ちが再燃したことも
大きく影響していました。

 

 

人の言葉に傷つき、心の中で相手を責め、
仕事で満足できる結果が出せず、自分を責め、

不満やストレスでイライラしてばかりで
つい娘にきつく当たっては自己嫌悪。

スキルアップを続けても
どんなに人に喜ばれても
やっぱり自信がもてないし、

時々おそってくる孤独感と不安感、
この世から消えてしまいそうな感覚……

 

 

コーチングで問題解決や目標達成の
セオリーは学んだけれど、
それ以前の問題だと感じました。

自分の内面と向き合う必要がある、
と。

 

 

どうすればいいんだろう?
と情報を求め、試行錯誤した結果、

私に1番必要なのは
自信と自己愛を回復することで、

そのためには、根本原因である
親への想いを清算する必要がある、
と気づいたんですね。

 

とはいえ、正直、
好きじゃない親のことを思い出すのは
イヤだな~と思いました。

 

そんな時、
心理学でいう「ゆるし」を知ったんです。

「ゆるす」とは、親の過ちを
大目に見るという意味でなく、

あなたが親の影響を受けて
苦しみ続けることから解放する、
という意味です

と何かの本でみつけて。

 

そっか。
それなら私は私をゆるしたい!

苦しみ続けることも
親を責め続けることも、もうやめたい!

そう思って、取り組みはじめました。

 

 

時間がかかった部分もありました。

今だって、わだかまりがゼロになったわけじゃないです。^^;

 

それでも今は
親の事情もわかる年齢になったし、

「私が望んだ愛ではなかったけれど
親は親なりに私を愛してくれた」
と思えるようになりました。

 

そして、親への嫌悪感を解放するほど
私の気持ちが軽くなり穏かでいられて、

仕事も人間関係も好転していったことを
よく覚えています。

 

子育てに正解はないでしょうが、

自分が親にしてほしかったことを
私が娘にしていきました。

娘のためになればという一心でしたが、
私の中のインナーチャイルドも
癒されていったんですよね。

 

自分の内面に取り組んだことで、
私は、子育てを通して、
自分を育て直すことができたんだな
と思っています。

 

 

今回、娘のLineの言葉に
とても嬉しくなったわけですが、

こうして振り返ると、

あの親じゃなかったら、
大事ことに気づけなかったかもしれない
と思ったりもします。

 

苦しくて、もがいてきたけど、
今は心から笑える毎日を過ごし、

自分の辛かった体験を活かして
やりがいのある今の仕事ができている。

 

親の元に生まれたことも

娘といい関係でいられるのも、

なにより娘が
「私、愛されてる」って思ってくれてるのも

全部つながっているな~と感じて、

「あぁ、私も愛されているんだな~」
としみじみ感じました。

 

ちょっと、とりとめないですが
何か伝わるものがあれば幸いです。

 

 

著者プロフィール

阿部 朝子
阿部 朝子メンタル&ライフコーチ
メンタル&ライフコーチ/コミュニケーション講師
コーチング、NLP脳と心の学び、心理療法、スピリチュアル等の学びを経て、現在は北海道北見市を拠点に活動しています。
ご相談者の悩みを解決を通して、本来の力を発揮し、喜びあふれる自分軸の生き方が叶っていくお手伝いをしています。