「考えることへの怖れ」と「責任を取ることへの怖れ」を手放したら見えたもの

今日は、私が最近体験した気づきをシェアしたいと思います。

 

新しい仕事の準備をしていたとき、ふと心の奥がざわつきました。
「なんだろう、この感じ…?」

不安?それとも怖れ?
私は深呼吸をして、その正体を探ることにしました。

こういうとき、私がよく行うのが、ディヴァインヒーリングのワークです。
自分の状態に気づくチャートを使って、心の奥にある感情や思考を見つけていくんです。
短時間で自分を整えられるので、私はこの方法をよく使っています。

そして今回、私の深層心理から出てきたのが―― 
「考えることへの怖れ」と「責任を取ることへの怖れ」でした。

 

考えることへの怖れとは?私が気づいた意外な発見

「えっ?考えることが怖い?私が?」
正直、びっくりしました。

だって、私は考えることが好き。
何かをじっくり考え、「あ、そうか!」と気づきを得る瞬間は、私にとって楽しい時間のはず。

なのに、本当に怖れているの?

でも、ワークを進めていくうちに、胸の奥がぎゅっとなる瞬間がありました。
「本当の答えに気づいたら、何かを変えなきゃいけない」
そんな心の声が浮かんだのです。

さらに掘り下げると、
「変えられるだろうか?」という小さな不安や自己不信が顔を出しました。

 

あ、そうか。

「気づいたら、変化が避けられない」

「変えるには責任が伴う」

「責任って重い、怖い」

こんな思考のつながり、無意識レベルにあったんだ、と気づきました。

 

考えることへの怖れがつくる、見えないブレーキ

この怖れを持っていると、どんなことが起こるでしょうか。
私の場合は――

  • アイデアを出すとき、「これで大丈夫かな?」と考えすぎる

  • 本当はやりたいことを、変化が怖くて先延ばしする

  • 過去の失敗や痛みを避け、深く自分を見つめるのをやめる

こういう小さなブレーキが、無意識にかかります。

 

怖れは、お面をかぶっていて、気づきにくいんですよね。
「慎重に」「確実に」とささやいたり、
「なんとなく動けない」「モヤモヤする」という形で現れます。

そして、それは確実に私の足を引っ張っていました。

 

責任とは?怖れを手放したら自由になれる理由

もうひとつのキーワード、「責任」についても見つめてみました。

責任って、辞書にはこうあります。
「自分の行動や結果に対して義務や負担を負うこと」

このイメージが強すぎると、責任は重荷になります。
結果として、

  • 「責任を取らなきゃ」と自分を追い込む

  • 「あの人は責任を取ってない」と他人をジャッジする

  • 新しい挑戦を避けてしまう

こういうパターンを生んでしまったりするんですよね。

 

私も例外ではありません。

責任という言葉を聞くだけで、なんとなく胸が重くなる感覚。
それが、私の中に確かにあるなぁと思いました。

 

でも、「幸せに生きる視点」でとらえたら、責任の意味はまったく違いましたーー

心をしずめ、ハートに問いかけてみたんです。
「責任って、本当は何だろう?」

 

ふっと、心に浮かんだことは――

責任とは、
「自分の感情や現実を、他人や環境のせいにせず、自分で引き受けること」

それは、重い荷物を背負うことじゃなくて、
「自分の人生を、自分でハンドルを握って運転すること」だと。

 

ディヴァインヒーリングで怖れを手放した瞬間、
胸の奥がふわっと軽くなり、この責任の意味もストンと腑に落ちて。

「責任を持つことは、制限ではなく、自由の入口」
「責任を取る=自分の力を取り戻すこと」

私は人生を自由に選んで生きられる自分なんだと
頭ではなく、体の芯で感じ、あたたかいエネルギーがゆっくりと広がるのを感じました。

「もっと考えていい」「責任を持っていい」
そんな思いとともに、力強く未来に向かって歩んでいる自分の姿が頭に浮かびました。

 

その日以来、責任という言葉に、もう重苦しさはありません。
楽しみながら行動している私がいます。^^

 

怖れを悪者にしない

怖れを感じたとき、つい「こんなのいらない」と否定しがちです。

でも、怖れはただのサイン。
「ここに幸せの鍵があるよ」と教えてくれているだけなんですよね。

 

今回みつけた怖れも、悪者じゃありませんでした。

むしろ、怖れがあったからこそ、私はまた1つ自分を深く理解できたし、
すごく大切なことを学べたなぁ、と。

怖れを優しく見つめることは、怖れを消すことよりも大切。
そうすることで、怖れは壁ではなく、扉に変わることを実感しています。

 

あなたへ

もしかすると、あなたにも、
「なぜか前に進めない」「理由のわからないモヤモヤがある」
そんな感覚があるかもしれません。

その奥には、何かしらの怖れが潜んでいることがあります。

でも大丈夫。
怖れはあなたを止めるものじゃなく、未来への扉です。

 

次にモヤモヤを感じたら、こう問いかけてみてください。

「この怖れの奥に、どんな思いがあるだろう?」
「怖れることは何も起きないとしたら、本当はどうしたい?」

やさしく問いかけることで、
怖れはあなたを守る盾ではなく、あなたを自由にする扉に変わります。

その扉の先には、
あなたが本当に望んでいる未来が広がっているでしょう。

怖れに気づき、そっと手放すと、
未来に向かうあなたの一歩が、自然に軽やかに始まります◎

 

このシェアが、何かしらのヒントになればうれしいです。

 

 

著者プロフィール

阿部 朝子
阿部 朝子メンタル&ライフコーチ
メンタル&ライフコーチ/ヒーラー。
コーチング・NLP・心理療法・スピリチュアルを融合したアプローチで、根本からの解決をサポートしています。
悩みを手放し、本当の自分らしさと喜びに出会えるよう伴走しています。