「ついてない…」と思ったとき、それって“守られているサイン”かもしれません

朝から信号が赤ばかりだったり、
電話を何度かけてもつながらなかったり、
買おうとしていたものが売り切れていたり。

「今日はなんだか、ついてないな…」
そんなふうに感じる日って、ありませんか?

些細なことかもしれないけれど、
小さな “うまくいかなさ” が続くと、
気分までどんよりしてしまうものですよね。

でも、もしあなたが
普段から心を整えることを大切にしていたとしたら。

たとえば、
不安やイライラを感じたときに、そのままにせず見つめて手放したり、
できるだけ心地よく、自分らしくいられる時間を選んでいたり。

そんなふうに“自分の内側”と丁寧に向き合っているなら、
「うまくいかないこと」って、
ただのネガティブなサインとは限らなくて

もしかしたらそれは、
「ついてるサイン」なのかもしれません。

 

仕事がスムーズにいかなかったときのこと

先日、私は急ぎの書類をスキャンして、午前中に提出しようとしていました。

でも、ちょうどスキャンを始めたタイミングで電話がかかってきて中断。
再開しようとしたら、また別の用事が入って中断。

「なんでこんなに途切れるの…」と少し焦りながらも、
ふと手を止めたとき——

「あ!この書類、1枚だけ修正し忘れてた!」と気づいたんです。

 

もし、何の中断もなくスムーズに送っていたら、
間違った書類をそのまま提出してしまっていたところでした。

結果的に、その後の流れがとてもスムーズで、無事に完了。

「あ~今日も守られたんだなぁ」と思いました。

 

とっても些細で
私のおっちょこちょいの話なんですが、

心を整えることを意識しはじめてから、
こういう“小さな奇跡”のようなことが、本当に増えたな~と感じています。

 

「ついてる」は、日常の中にこそある

「ついてる」と聞くと、
宝くじに当たったとか、すごく劇的な出来事を想像するかもしれません。

でも、私が大事にしたいのは、
日常の中にある“ささやかな幸運”のほうなんです。

たとえば——

・いつもの道が混んでいて、しかたなく遠回りしたら、
 あとでその道で事故が起きていたと知ったとき。

・チケットの発売でなかなかネットがつながらず、
 ようやく買えたと思ったら、それが一番希望していた席だったとき。

(どちらも、最近の私に起きたことです^^)

 

「ついてない…」と思っていたことが、
あとになって「よかった」に変わる。

そんな出来事って、案外たくさんあるんですよね。

 

「うまくいかない=悪いこと」とは限らない

もし、あなたのまわりで
なんだか物事がスムーズにいかない日があったら——

「ついてないな」じゃなくて、
「もしかして、これはついてるサインかも」
「これでよかったのかも」って、
少しだけ、見方を変えてみませんか?

それだけでも、不思議と気持ちがやわらぐはず。
そして、出来事の裏にある“小さなギフト”にも、気づきやすくなるでしょう。

 

起きた出来事に、〇(まる)をつけてみる

どんな出来事にも意味がある——
そう信じるのは、少し勇気がいることかもしれません。

ときには、すぐに意味なんて見えないこともある。
ずっと意味がわからないままの出来事も、あるかもしれない。
(…というか、人生ってわからないことの方が多い気がします)

 

それでも、起きたことに×(バツ)をつけるのではなく、
〇(まる)をつけて過ごしてみる。

「きっとこれも、いい流れにつながっている」と思ってみる。

そうやって出来事をゆだねていると、
人生は少しずつ、やわらかく動きはじめる気がしています。

 

どんな出来事も「わたしにとって最善の流れ」につながっている…
それが、わたしたちをやさしく導く宇宙の本質なのかもしれません。

 

 

著者プロフィール

阿部 朝子
阿部 朝子メンタル&ライフコーチ
メンタル&ライフコーチ/ヒーラー。
コーチング・NLP・心理療法・スピリチュアルを融合したアプローチで、根本からの解決をサポートしています。
悩みを手放し、本当の自分らしさと喜びに出会えるよう伴走しています。